2 票
著者 | ゾラ |
---|---|
出版社 | 論創社 |
ジャンル | 文芸書 |
ISBNコード | 9784846004422 |
登録日 | 2022/05/17 |
リクエストNo. | 72919 |
リクエスト内容
ゾラが見た普仏戦争とパリ・コミューンの惨劇。プロシア軍の捕虜となったナポレオン三世―戦場を彷徨する労働者・ブルジョワ・農民兵士たちをめぐる愛と別離の物語。
投票コメント
全2件
-
ゾラの『ルーゴン・マッカール叢書』の集大成であり、事実上のクライマックスです。GOOD!1
叢書内のどの本も、単体でも面白いですが、すべてはこのパリ・コミューンの崩壊、普仏戦争、第二帝政の終焉へと繋がる話です。
この巻も単体でも非常に面白いです。
主人公のジャン・マッカールの実直さ、戦地で出会った無二の親友とその悲しい顛末。戦場と言う極限状態で、個々の登場人物が見せるの勇気、友情、愛情、慈愛、情けなど、心打たれる場面が多々あります。
著名な『居酒屋』や『ナナ』に触れて叢書に興味を持った方に是非勧めたいのです。特に『ナナ』の結末の描写はこの普仏戦争の開戦を示唆するものです。
市場にまったく出回っておらず触れる機会がなかなかないです。適正価格で手に入るようになったら、沢山買って友人や図書館に配り倒したいくらい好きです。 (2022/08/14) -
エミール・ゾラの『ルーゴン・マッカール叢書』の小説は全てフランス文学において重要であるから。 (2022/12/27)GOOD!0
読後レビュー
NEWS
-
2022/05/17
『壊滅』(ゾラ)の復刊リクエスト受付を開始しました。
復刊実現の投票はあなたの投票から。
復刊リクエスト投票であなたの思いを形にしましょう!
タナコ