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著者 | ペゾルドチャールズ |
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出版社 | 日経BPソフトプレス |
ジャンル | 専門書 |
ISBNコード | 9784891003388 |
登録日 | 2021/04/24 |
リクエストNo. | 71131 |
リクエスト内容
Windowsプログラミングの雄、チャールズ・ペゾルドが10年来あたため続けてきたという注目の企画が、ついに1冊の本になった。
本書はコンピュータの動作を根本から解説するもので、データのやり取りを中心に、コンピュータの動作原理を解説している。序盤では点字やモールス信号などを題材とするコードの歴史と、実際に通信や演算を行うためのハードを詳細に扱っている。中盤からは、2進数の処理、リレーによる演算の方法、メモリやオートメーション、終盤ではプロセッサの構造から低級言語・高級言語、OSなどにも触れている。
計算機工学、論理回路学などの高度な内容にも触れているため、理系の、できれば工学系の知識がある方が望ましい。とはいえ、読み物形式なので、順番に読んでいくことで予備知識がない方でも理解することはできるはずだ。懐中電灯、黒猫、シーソーなど、一見コンピュータと何の関係もなさそうな例をもとに、コンピュータのしくみを明かしているのは、本書の最大の魅力である。
先に述べた内容以外にも、ファイル形式や開発環境、グラフィックに関する解説など、まさしくコンピュータに関わるすべてに言及している。とくにプロセッサやOS、アプリケーションなどの歴史に関する部分は興味深い。数学的な部分にあまり興味がない方にとっても、読む価値は十分にあるだろう。コンピュータの動作や根本原理を知りたいという知的好奇心あふれる読者に、ぜひおすすめしたい1冊である。(斎藤牧人)
読後レビュー
NEWS
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2021/04/24
『CODE コードから見たコンピュータのからくり』(ペゾルドチャールズ)の復刊リクエスト受付を開始しました。
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