「攘夷 幕末世界 全2巻」

「攘夷 幕末世界 全2巻」

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得票数 12
著者 森田信吾
出版社 秋田書店
ジャンル コミック・漫画
ISBNコード 9784253160247 9784253160254
登録日 2001/12/24
リクエストNo. 7045
リクエスト内容
これは強烈!作者は「栄光なき天才たち」の作画をしていた森田信吾。初めて読んだときはのけぞりました。
舞台は幕末の大政奉還直後。しかしまだ完全に明治政府が樹立してはいない頃。まだまだ尊皇攘夷宇思想がはびこっている時に、主人公の関谷幸四郎は突然の時代の移り変わりにとまどっていた。そんな時、藩に英語教師のスチイネルという異人が来て、英語を教えるという。幸四郎はその英語教室に習いに行くが、ある日スチイネルが実は服を脱ぐと化け物だ、という町人の噂を聞いて、好奇心から確かめにスチイネルの屋敷に忍び込み、正体を確かめに行く。そこで幸四郎が見たものは…。
当時はまだ外国人(特に西洋人)を見慣れておらず、しかも尊皇攘夷思想もあって、「異人は化け物だ」という迷信を信じている者も意外に多かったんではないかと思う。で、この漫画のすごいところは、その迷信である「異人は化け物だ」という思想を本当のこととして描いているのだ。つまり、幸四郎はスチイネルの正体、つまり化け物の姿を目撃して、それを斬り殺してしまう。そして藩から追われる身になってしまう。そして行きづまっているところを弥勒神(なぜか西洋のマリア像に酷似)に啓示を受け、真の悪を倒しに行くというストーリー。
圧巻は神に啓示を受けた時に「お前に世界の真の姿を見せよう」といって世界観を提示する部分。
「太陽の真の姿は柱であり、どこまでもつづくらせんなのだ
人間は太陽を柱として正しくとらえる能力に欠けるため人間には見かけ上時間が生ずる!
時間は実在しない-このことを忘れるな」
という実に画期的な世界観を見せてくれる。

投票コメント (全12件)

この作者の本ってあまりいないのですけど、奇抜なストーリーや大胆な演出があり好きです。昔コンビニでチラ見したとき鳥居が空飛んでたり雲の上から足だけ飛び出してくる描写は面白かったです。細かい描写忘れたので...

2022/08/29

実は私はこの本持っているのですが…(現在でも根気良く探せば ブックオフ等でも見つかると思いますが) 作者の最高傑作はやはり「明楽と孫蔵」だと思いますが、この快 (怪?)作も未見の方にはぜひ読んでもらい...

2005/03/26

混迷を深める現代においては、幕末の喧噪と激動こそが、若者にとっての指針となりうると思える。 それに加え、作者森田信吾のほぼ唯一のオリジナルSFとして、明日のSFを創る若者に、この発想の自由さを知って...

2001/12/24

復刊できないのは、何らかの圧力でもかかっているのでしょうかね?でなければ復刊、心より希望

2013/07/06

埋もれさせるには惜しい作品です。

2009/02/16

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ニュース

2010/09/03
『幕末世界~攘夷~』販売開始しました!
2001/12/24
『「攘夷 幕末世界 全2巻」』(森田信吾)の復刊リクエスト受付を開始しました。

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