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著者 | 島崎藤村 |
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出版社 | 岩波書店 |
ジャンル | 文芸書 |
ISBNコード | 9784003102343 9784003102350 |
登録日 | 2020/11/30 |
リクエストNo. | 70435 |
リクエスト内容
木曾の旧家に生まれ,古い「家」の崩壊を体験した作者にとって個人と家の関係は常に大きなテーマであった.封建的大家族の消長と,新しい時代における「家」の悩みを自然主義的写実で描くこの作品には,家の重圧と家を貫く血の流れとに苦しみあえぐ人間の姿が浮き彫りにされている.明治43‐44年作.解説=杉浦明平
島崎藤村の作品は青空文庫で読めますが、やはり紙の本で読みたい。木曽福島にこの「家」のモデルとなった家があり、資料館として運営されています。その家の子孫の方が管理人をしており、案内もしてくれます。貴重なお話が聞けるのに、原作が簡単に文庫で手に入らないのは残念でなりません。
投票コメント
全1件
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先日、木曽福島にある高瀬資料館におうかがいしました。たまたま通りかかっただけですが、覗いてみたら、島崎藤村の『家』のモデルとなった旧家らしい。そして高瀬家の方が案内をしてくれた。藤村の姉が嫁いだのがこの家で、藤村もよく顔を出していた。当時の写真などが資料として遺っていたりする。藤村の作品のモデルとなった人物の説明をしてくれたり、裏を走る線路ができるときに家の敷地が国に没収されてしまう話等、とても興味深いお話をしていただきました。いざ帰って読んでみようと思ったら、岩波も新潮もどうやら絶版。とても残念。作品を読んで再訪しよう、なんなら文庫本にサインもらおうなんて思っていただけに悲しいです。有名な作家なのにあまり書店で手に取れないのは寂しいです。後世のためにも、そして高瀬家の方のためにも復刊してほしいです。 (2020/11/30)GOOD!1
読後レビュー
NEWS
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2020/11/30
『家』(島崎藤村)の復刊リクエスト受付を開始しました。
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縁川央