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著者 | 秋月龍珉 |
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出版社 | 筑摩書房 |
ジャンル | 専門書 |
登録日 | 2020/07/18 |
リクエストNo. | 69926 |
リクエスト内容
「仏教で“坐禅”というのは、キリスト教の“祈り”のことです」とある牧師に教えを授けられたという本書著者の秋月龍珉が、旧制中学の頃に地元宮崎の教会で熱心に“祈り”を捧げる受洗信者の一人だったとは驚きです。
鈴木大拙の門下生で、『一日一禅』みたいな初学者向け入門書や『公案-実践的禅入門』『無門関を読む』などの独自に工夫した公案手引書を多数出版していることから、根っからの禅学研究者か学究肌の禅僧かと思い込んでいたので、とても意外でした。
本書には様々な機縁で巡り合った「人生の師」(宮田東珉老師、古川堯道老師、鈴木大拙先生、苧坂光龍老師、森本省念老師、大森曹玄老師、山田無文老師、ほか20名)が紹介されています。
参禅交流を通じて禅匠の人間性に触れて親しみ、<求道>と<伝道>という禅者特有の世界を描いた本書は、著者自身の思想遍歴も語られている大変貴重な生き証言集だと言えます。
著者の没後二十余年を経て、入手不可の絶版になっているのが惜しまれます。是非、再版(復刊)をお願いしたい一冊です。なお、13桁コード(0015841194604)が何故か入力エラーとなります。
投票コメント
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他の著作は市販されていたり、古書として中古市場で比較的入手可能な場合が多いが、本書(『禅の人』)はそれが極めて困難である。広く禅の普及を目指した秋月龍珉の正確な禅学理解に不可欠な著作だし、何より白隠禅師に繋がる禅者(禅僧+居士)の系譜が見開きで掲載され、法統関係が詳しく解説されているので、是非とも本書の復刊(再版)を希望する次第である。 (2020/07/18)GOOD!1
読後レビュー
NEWS
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2020/07/18
『禅の人 私が出会った人生の師たち』(秋月龍珉)の復刊リクエスト受付を開始しました。
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永遠のチャレンジャー