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著者 | 中野京子 |
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出版社 | 講談社 |
ジャンル | 文芸書 |
ISBNコード | 9784062111164 |
登録日 | 2020/02/05 |
リクエストNo. | 69278 |
リクエスト内容
ゲーテもピョートル大帝も絶讃!
自由奔放な個性、強烈な生命力で人々を圧倒する作品と劇的な一生。
17世紀、ドイツ---
昆虫学のパイオニアは、一生もまた破格だった。ふたりの娘をつれての離婚、かけこみ寺での隠遁生活、アムステルダムへの移住。そこからさらに52歳で、オランダ植民地スリナム(南米にある現スリナム共和国)への旅。このころの52歳といえばすでに老年だし、帆船で3ヵ月という長旅に加え、熱帯の過酷な環境に耐えられるはずもないと、周囲から強く反対されたのに、南国産大型昆虫の生態を知りたい一心で初志を貫いた。そして丸2年、マラリアで死にかけながらも、かの地にとどまり精力的に研究を続けた。
目の悦びを求めてやまなかった当時の人々--- 彼女の生涯はぴったりドイツバロック期と重なる--- が、彼女の大判の羊皮紙に手彩色された72枚の銅版画集「スリナム産昆虫の変態」に熱狂したのもうなずける。ロシアのピョートル大帝はわざわざ彼女の自宅へ侍医を派遣し購入させたし、18世紀を通じてずっと、特にロシアとフランスで、メーリアン作品を所有することがステイタスシンボルであり続けた。
画集は生前にもう版を重ねており、彼女はじゅうぶん成功の甘き香りを楽しんだ。ナボコフもゲーテも、そのすばらしさに触れている。特にゲーテは「感覚的悦びを完璧に満足させる」と讃えた。
投票コメント
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「怖い絵」ベストセラー作家の作品で、筆者のファンが数多くいるから。 (2020/02/05)GOOD!0
読後レビュー
タイトル | 価格 | サイト |
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虫を描く女 「昆虫学の先駆」マリア・メーリアンの生涯 | 1,320円 | アマゾン |
NEWS
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2025/04/17
『虫を描く女 「昆虫学の先駆」マリア・メーリアンの生涯』(中野京子)の注文を開始しました。 -
2020/02/05
『情熱の女流「昆虫画家」メーリアン波乱万丈の生涯』(中野京子)の復刊リクエスト受付を開始しました。
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