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著者 | 津原泰水 |
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出版社 | 東京創元社 |
ジャンル | 文芸書 |
登録日 | 2018/08/27 |
リクエストNo. | 67257 |
リクエスト内容
天使へと解体される少女に、独白する書家の屍に、絵画を写す園に溺れゆく男たちに垣間見える風景への畏怖、至上の美。生者と死者、残酷と無垢、喪失と郷愁、日常と異界が瞬時に入れ替わる。―綺の字は優美なさま、巧みな言葉を指し、譚の字は語られし物を意味する。本書収録の十五篇は、小説技巧を極限まで磨き上げた孤高の職人による、まさに綺譚であり、小説の精髄である。
投票コメント
全1件
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こちらの本を読了した際間違えて古本屋に出してしまいました。GOOD!1
日常が崩壊する様が美しく、高揚感を伴って描かれております。こういった作家や作品は現代に稀です。それ故見つけることが難しく、また、こういった作品を愛好する者も少ないことでしょう。こういった本の愛読者は現代の隅で生きる肩身の狭い思いを抱いていることが間々あると思えます。そういった人々の心を解き放つ場として「綺譚集」は存在します。失ってはいけない感性のありどころを少しでも増やさなければ、と思うのです。
小説の多様性のため、生きづらい誰かの避難場所として復刊していただければ、と思います。 (2018/08/27)
読後レビュー
タイトル | 価格 | サイト |
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綺譚集 | 792円 | アマゾン |
NEWS
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2020/09/07
『綺譚集』(津原泰水)の注文を開始しました。 -
2018/08/27
『綺譚集』(津原泰水)の復刊リクエスト受付を開始しました。
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縫合太郎