| 著者 | 富樫倫太郎 |
|---|---|
| 出版社 | 学習研究社 |
| ジャンル | 文芸書 |
| ISBNコード | 9784054009356 |
| 登録日 | 2001/11/20 |
| リクエストNo. | 6595 |
京は白河法皇と孫にあたる鳥羽上皇が、権力をめぐって激しい対立を続いていた。そんな折、河原にバラバラにして積み上げた死体が何体も出現し、いっしょに鳥羽上皇が呪われているとの噂が広まっていた。上皇に着き従っている陰陽師の安倍泰成は、呪いの目的が京に阿修羅を呼び込もうとしている法皇側の企みと知るが、敵も去るもので泰成が仕組んだ上皇の住まいの封印を、内部から崩すために恐ろしい妖怪を送り込んで来た。実は泰成以外にも、京に迫っていた阿修羅の脅威に気がついている人物がいた。比叡山延暦寺に住む高僧の遼海は、寺に伝わる古文書から呪いの目的に気付き、その企みを妨害するために鬼若と呼ばれるかつて盗賊団の若きリーダーだった男を都へと送り込んでいた。実は鬼若は、遼海に拾われるまでは酒天童子として悪事の限りを尽くし、都から姫君をさらい近隣の村から作物を奪っては、放蕩に溺れていたのだった。そんな酒天童子も、姫君をさらわれた貴族の頼みを入れた鳥羽上皇の院宣を受けた源為義と彼に着き従う四天王、石井貞光、藤原保昌、渡辺綱(羅生門の鬼で有名)、坂田金時(幼少に金太郎と呼ばれた)によって追いつめられ討たれかけた。必死で逃げ出したものの力尽き、瀕死の状態にあって地獄で責め苦を受けていたところを遼海らに救われて、善い行いをすれば極楽に呼ばれると聞き、遼海の下で阿修羅から都を守る役目を果たそうとしていた。白河法皇と鳥羽上皇の権力をめぐる争いに、栄達を目指し地位を確固たるものにしようと企む源氏と平家のつばぜり合い、地獄は嫌だと遼海に従う鬼若を敵と覚えて挑む金時といったさまざまな表面上の対立が描かれるその裏側で、鳥羽上皇を腑抜けにして命を奪おうとする妖怪と縁浅からぬ泰成の、全霊を傾けた妖怪との対決の様が描かれる。
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2003/09/10
『雄呂血 下』販売開始しました!
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2001/11/20
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2003/03/15
2003/03/15
2002/10/12
2002/10/12
2002/02/24
2002/02/24
2001/11/20
2001/11/20
2020/09/04
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