6 票
著者 | 縄手 秀幸 |
---|---|
出版社 | 富士見書房 |
ジャンル | 文芸書 |
ISBNコード | 9784829123621 |
登録日 | 2001/10/29 |
リクエストNo. | 6286 |
リクエスト内容
遠い未来の話ですが、人間が人間の形を失ってしまった話です。
推理小説のように謎が少しずつ解明されていく、その構成は
新人にしては、スゴイ!!
そう思わせる何かがありますが、残念なことに
続編はありません。
しかし、是非皆さんに読んでいただきたい一冊です。
投票コメント
全6件
-
読んでて「あ~~っ!!」と驚く、SF的な小説ならではの演出的なおもしろさがぎっしりつまってます。容姿・言動の魅力的な登場人物、ラストに向けてきれいに収束するしっかりとした構成、「どんな姿なんだろう?」と常にわくわく想像させる描写、最初の一文でつい引き込まれてしまう魅力的な語り口、惜しげなくアイディア溢れる、もったいないぐらいにおもしろい贅沢三昧な作品です!GOOD!1
事象の地平線、ニュートリノといった物理学解説や、細胞時計、先行型といった生物学の話が出たかと思うと、水晶ドクロ、フィラデルフィア実験、ナチスなどオカルト的なものが登場して作者の博識さに下を巻きつつしっかりしたわかりやすい解説に読んでてわくわくしっぱなしです。ラストは大胆かつ直球で、今読み直しても高揚感でクラクラします。
あまりにもおもしろくて何度も何度も読み返したり、勧めるために友達に貸したりして、天野喜孝さんが描かれた表紙がボロボロになってしまいました。もう一回、お金を出して読みたいし、また友達にも勧めたいです。10年以上楽しませてくださる作者の方に、正当な追加報酬を受け取って欲しいと思います。どうか復刊をお願いいたします! (2003/03/14) -
THE一発屋大賞!GOOD!1
個人的には復刊よりも新作希望なんですが。
なかなか面白いんですよ、これが。
身もだえする様なんじゃなくて、読み終えて「ちょっと面白かったかな」ぐらいの。富士見ではこういうの少ないよ。 (2003/02/16) -
読み進めていくうちにどんどん引き込まれていく自分がいました。読めば読むほど味の出てくる小説だと思います。 (2011/03/03)GOOD!0
-
伏線が収束していく様が好きでした。GOOD!0
内容の詰め込み方や重厚な雰囲気が、出版社の傾向や当時の流行にはそぐわなかったかもしれません。しかしそれだけの理由で埋もれさせるには惜しい作品です。 (2007/11/27) -
復刊、そして続刊が希望される作品ですね。 (2007/06/16)GOOD!0
読後レビュー
NEWS
-
2001/10/29
『リュカオーン』(縄手 秀幸)の復刊リクエスト受付を開始しました。
復刊実現の投票はあなたの投票から。
復刊リクエスト投票であなたの思いを形にしましょう!
ばー