7 票
著者 | 堀和久 |
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出版社 | 新人物往来社・新潮社 |
ジャンル | 文芸書 |
ISBNコード | 9784101454214 9784404017598 |
登録日 | 2001/10/26 |
リクエストNo. | 6242 |
リクエスト内容
禅僧「仙崖(せんがい→山冠取る)」の生涯。
「博多の一休さん」「西海道一の奇僧」などと言われた仙崖だが、若い頃恥ずかしき人生にのたうち、絶望して身投げをした。そこで奇跡的に助かったことで悟りを得、博多の名刹を任されるようになり、八十八で大往生を遂げる。
投票コメント
全7件
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印象に残るのは流浪の日々の部分です。GOOD!1
煩悩に苦しみながら地獄のような天明の大飢饉の中を行脚する姿、そして命をかけてようやく辿り着いた悟りの境地。
苦しみが深ければ深いほど、のたうちまわってもがき苦しまなければ光が見えてこないものなのかと思い、読後は重苦しい気持ちになりました。でも裏を返せば、苦しみの真っ只中に己を投じ、こだわりや執着を捨てて大きな流れに身をゆだねてしまえばよいのだと気づき、少し心が楽になりました。
和尚が言い残した「死にとうない」という言葉からは人生を全うしたという充足感が読み取れます。あなたは最期の時にそう言えるような生き方をしていますか、と問いかけているような気がします。自分の人生を振り返り、生き方を見直すきっかけを与えてくれる本なので復刊を希望します。 (2019/05/21) -
人間と人生を問う名著です。久々に本当の意味で心に染みました。こんな素晴しい本がなぜ廃刊になったのか?「新潮文庫の100冊」に入ってもおかしくない!復刊になったら何十冊も買って、親しい人達に配って歩きます。特に心悩める人達にも読んで欲しい。心に暖かい光がさし人生に感謝できます。お願いですから復刊してください! (2007/11/09)GOOD!1
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子供にも読ませたいと思ったが、廃刊になっていることに驚いている。良い本なので早く復刊し読ませたい。 (2009/08/09)GOOD!0
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仙涯さん。可愛い。GOOD!0
表紙も良いしぜひ復刊を。 (2008/04/09) -
文庫で仙がいを知るためになくてはならない本だと思います。 (2007/10/14)GOOD!0
読後レビュー
NEWS
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2001/10/26
『死にとうない』(堀和久)の復刊リクエスト受付を開始しました。
復刊実現の投票はあなたの投票から。
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meitetsu