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著者 | 古山高麗雄 |
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出版社 | 角川書店 |
ジャンル | 文芸書 |
ISBNコード | 9784041420027 |
登録日 | 2015/09/06 |
リクエストNo. | 62320 |
リクエスト内容
1971年、「群像」9月号に載った作品。兵隊へと召集され向かった戦地にて「僕」は、病で死んだ妹・佑子に宛てて手紙を綴る…「僕は、遠くに運ばれてしまって、去年の十一月に死んだ佑子に、手紙を書き続けている蟻。」極限の世界の中で、自分を蟻と形容する主人公の精神が透明に息づく。◼︎何かの模試の過去問で見かけた話です。読んだ時のあの胸にしんしんと染みるような感覚は忘れられません。
投票コメント
全1件
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乾いていながら切々と訴えかけてくるような文体、戦場の空気をそのまま感じられるような雰囲気…なにより主人公の言動ひとつひとつが美しい。忘れられない作品です。戦争下の人間というものの描写という意味でも、後世に残すべき作品だと思います。 (2015/09/06)GOOD!1
読後レビュー
NEWS
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2015/09/06
『蟻の自由』(古山高麗雄)の復刊リクエスト受付を開始しました。
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齋藤