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ハンガリー事件と日本

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得票数　7票

著者	小島亮
出版社	中央公論社
ジャンル	専門書
ISBNコード	9784121008442 9784329004291
登録日	2001/10/24
リクエストNo.	6185

リクエスト内容

中公新書1987年。著者はハンガリーの大学で博士号を取得した思想史の大家。

1953年、フルシチョフによるスターリン批判に端を発した東欧諸国の民主化闘争。中でも最も激しかったのがハンガリーで起きたいわゆる「ハンガリー動乱」である。このハンガリーでの出来事を通じ、当時の日本思想界に与えた影響について考察したのが、本書である。日本共産党や社会党の動向、そして当時こうした既成の左翼政党の党派性に対し、批判的であった人々により結成されたニューレフト＝新左翼など、50年代中葉の日本思想界が概観できる好著である。なお、本書は中公新書として87年に出版されたが、テーマが硬質であったためか、程なく絶版された。再発を期待する一冊。

投票コメント

全7件

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esploristo

ハンガリー事件が日本の思想界に与えた影響は、他国の例に漏れず、大きかった。小熊英二著「民主と愛国」が出版され、戦後思想の実証的・本格的な再検討がなされつつある昨今、国際政治の文脈の中で戦後日本思想の動きに目を配る必要もあるであろうし、そうであれば、本書は未だその価値を失っていないからである。 (2003/05/20)
GOOD!1
ネミサマ

ある意味での、戦後日本史ではないのか？　良い本らしいので
読んでみたい。 (2003/01/02)
GOOD!0
ヒロシ

彼ほど優れた思想家は、世に少ないでしょう。 (2002/10/28)
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くまねこ

当時の世界情勢に興味があります。 (2002/10/26)
GOOD!0
タロサ

興味があるから (2002/04/21)
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