須山静夫訳 角川文庫 赤157
他に新潮文庫版もありますが、私が持っているのは角川版です。ナチスドイツに侵略されたノルウェーがモデルだそうですが、作中では架空の街が、侵略されますが、市長をはじめ、そこの市民が侵略軍に屈せず抵抗を続けるお話、自由な市民を武力により侵略すること、支配することはできない、武力より強いもの、大切なものがあるということを実感できます。集団的自衛権や、周辺諸国との平和が危うくると危機を煽られ、イスラム国とのことを考えても、今こそこの本が読まれるべきだと思います。もう30年以上前の高校時代に古本屋で60円で購入した本をもう何度も読み返しボロボロなので私も新しいのが欲しいと思っています。