本書の【内容】

三浦梅園は豊後の僻村にあって生涯仕えず思案を重ね、「条理学」という近世日本における独創的な思想体系を完成した哲学者である。著者は梅園手沢稿本の中に沈潜しつつ、『玄語』以下の幽玄なる条理をたずねて畢生の努力を傾けるとともに、偉大な思想家の生涯を見事に叙述した。深奥な梅園哲学を解明する読書人必読の好著。

（「BOOKデータベース」より）

本書の【目次】

目次
はしがき
一 孖子山の雲 / p1
二 贈従四位三浦梅園先生 / p7
三 梅園の家系 / p13
四 梅園の生いたち / p36
五 青年時代 / p64
六 壮年時代 / p105
七 梅園の門人 / p148
八 梅園の交友 / p188
九 晩年の梅園 / p235
一〇 梅園の思想とその後 / p287
補説 梅園の学問と思想 / p291
略系図 / p339
系図について / p342
略年譜 / p343
主要参考文献 / p352
口絵
三浦梅園肖像 / 巻頭
『玄語』 / 巻頭
三浦梅園の墓 / 巻頭

（「国立国会図書館デジタルコレクション」より）