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著者 | 光本多佳子 |
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出版社 | かもがわ出版 |
ジャンル | 児童書・絵本 |
ISBNコード | 9784780301090 |
登録日 | 2014/04/02 |
リクエストNo. | 59818 |
リクエスト内容
食物アレルギーの子供が小学校に入学するにあたり、教室内で安全に過ごすには本人と同級生が正しく理解することが欠かせません。新しいクラスになるたびにこの本を教室に置いてもらい、時には担任教諭に読み聞かせて頂き、クラスメイトの協力を得ることができました。小学校低学年でもわかりやすい内容です。
《編集者より》
あなたは「食物アレルギー」のことを、どれくらい知っていますか?
この絵本の主人公ちかちゃんは、乳製品を食べるとすぐ症状が出る「はっきり型(即時型)」の食物アレルギーの子どもです。一方、「かくれ型(遅延型)」という摂取後、半日から翌日以降に症状があらわれるアレルギーもあります。
ちかちゃんは小学校一年生。初めての給食時間に持参のお弁当をひらいた、ちかちゃんに、お隣のひろくんが「えっ? ちかちゃん どうしてお弁当なの?」と訊ねるところから、このお話は始まります。
筆者は、「食物アレルギーの子を持つ親の会」のスタッフで、娘さんが生後6か月で食物アレルギーと診断されます。過去に、ごく微量の摂取で症状が出ることを説明しても、理解してもらえなかったり、「いつになったら食べられるの?」という問いかけを、何度も受けてきたと言います。食物アレルギーは、好き嫌いではないということも、個人差の大きい疾患であるということも、まだよく理解されていないという現実。周囲のおとなが、原因となる食物(アレルゲン)の除去の必要性を認め、子どもをせかさないで見守ってくれたら! そして、食物アレルギーの子どもに、仲間がたくさんいることを伝えたい! という思いから、この絵本は生まれました。「食物アレルギー」のことを理解してもらうための絵本です。
投票コメント
全5件
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食物アレルギーのある子供にとって、自分のアレルギーについて理解しているか、また、周りのともだちに理解されているかどうかは、とても大きな問題です。GOOD!1
幼稚園・小学校で進級するごとにこの本を持って行き、本棚に置いてもらい、時には担任に読み聞かせて頂き、同級生の協力を得ることができました。
この経験から、同じ食物アレルギーのある子の家族にもこの本を紹介したのですが、絶版となっているため、我が家の本を貸し出しては返却してもらう状態です。
ぜひこの本が復刊され、必要とされている方の手元に届けられ、活用されたらと思います。 (2014/04/02) -
アレルギーのない人に伝えるのはとても難しいので、是非読んでみたいです。 (2014/04/10)GOOD!0
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子供に読ませたい (2014/04/04)GOOD!0
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このような絵本が身近にあるということには大きな意味があると思います。復刊を望みます。 (2014/04/02)GOOD!0
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大人も子供もアレルギーでショック状態になったら死亡する可能性があるので、そうならない為にどうしたら良いか知ることの出来る本は大変貴重です。特にこのような絵本は、他に見たことが無いので。 (2014/04/02)GOOD!0
読後レビュー
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全小学校の図書室に置いて欲しい1冊
我が子は食物アレルギーがあります。給食は毎日お弁当を持参し、エピペンも処方されています。
この『ちかちゃんのきゅうしょく』を毎年進級する度にクラスに持参して、クラスのお友だちに理解してもらうよう役立てています。
今年度もさっそく給食開始に合わせて、担任の先生から読み聞かせて頂いたところ、たまたま下校時に通りかかった私に、「アレルギーの本ありがとう!」「おもしろかったよ。」「よくわかったよ。」と何人かのお友だちが声をかけてくれました。
幼稚園生から小学校1年生向けには『むっちゃんのしょくどうしゃ』という絵本もありますが、小学校2年生以上には、食物アレルギーの起きる仕組みについても詳しく解りやすく書かれている本書をおすすめします。ぜひ復刊されて、たくさんのこどもたちに読んでもらいたい1冊です。 (2014/04/10)
NEWS
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2014/04/02
『ちかちゃんのきゅうしょく』(光本多佳子)の復刊リクエスト受付を開始しました。
復刊実現の投票はあなたの投票から。
復刊リクエスト投票であなたの思いを形にしましょう!
れい