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著者 | 金城 和彦 |
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出版社 | 天正社 |
ジャンル | 専門書 |
登録日 | 2014/03/08 |
リクエストNo. | 59657 |
リクエスト内容
「沖縄戦の比類なき特徴は、軍官民一体となっての祖国防衛戦の遂行であり、とりわけ健気な中学生や可憐な女学生を中核とする学徒隊が、正式に兵士や軍属(従軍看護婦)の任務について、暴風雨のごとき砲弾撃下、鬼神をも哭せる悲壮な奮闘の末に、その大半の者が惜しみても余りある若き命を祖国に捧げたことである。」
「沖縄戦のあまりにも多い尊い犠牲は、しかし、日本を存亡の危機の淵から救い出すことになった。以前の硫黄島等での戦いと同様に、沖縄戦での自軍の損害の甚大さに驚き、連合軍は遠からず発動される予定の日本本土への全面的な侵攻作戦に、懸念と憂慮を深めた。スチムソン米陸軍長官は『死傷者100万以上、必要兵力500万』と予測して政府に警告した。間もなく、連合国がかねて意図していた日本の無条件降伏の実現は断念され、ポツダム宣言という形態での『有条件終戦』の提案が、日本に対して行われ、こうして講和への道が開かれた。」
「国家の意義と尊厳を知り、その命脈を護り抜くためにあたら年若き身をもって散華された学徒隊の皆様よ、私達は皆さまの祖国愛、郷土愛、家族愛、師弟愛、友情、そして純情を決して忘れず、御意志を受け継いで勁く逞しく生きて行きます。天上の美しい花園で、優しい微笑みを交わしながら、どうか私達の行く手をいつまでも見守って下さい。」
投票コメント
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読みたいです。 (2018/04/12)GOOD!0
読後レビュー
NEWS
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2014/03/08
『嗚呼沖縄戦の学徒隊』(金城 和彦)の復刊リクエスト受付を開始しました。
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南島王子