中央アジア、カザフスタン共和国の言葉「カザフ語」の入門書です。15年前、仕事でカザフスタンと関わることになり、確かにロシア語が通じるのですが、現地の方と交流を深めるには現地の言葉がいいだろうと思い、カザフ語の入門書を探したところ、この本しかありませんでした。後に大学書林から文法を中心とした入門書が出版されますが、実用的でかつ飯沼先生の思いが詰まった入門書をもう一度読みたいです。手放してしまったことを心から後悔しています。カザフスタンは親日国で、特にナザルバエフ大統領は大の日本びいき。首都を遷都するときに、その建設コンセプトを日本人建築家故黒川紀章氏に依頼したほどです。日本では知名度がありませんが、資源豊富でこれから中央アジアの国々の一つとくくれない存在になりつつあります。いま急ぎ復刊していただきたい本です。