ロック評論家の渋谷陽一がレコード・ガイドブックとして書いたものとして、1988年に新潮文庫から出版されました。ジェイムス・ブラウン、ビートルズ、ローリング・ストーンズからマドンナ、Ｕ２までロック史上に残る名盤をピックアップしたものを、各１枚づつジャケットと曲目まで詳しくアルバム解説したものです。それぞれのアルバムの解説だけでなく、ロックの時代や歴史を追ったりするのにも非常に役に立つ本です。長年のロック・ファンから、これからポピュラーミュージックを聴き始めるビギナーまで全ての人達が楽しめる内容になっています。また現在は「どのＣＤを買って良いのか分からない。」という完全な需要不足のレコード不況に陥っています。こんな今こそこのような優れたレコード・ガイドブックが必要とされていると思います。