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著者 | 廣津里香(広津里香) |
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出版社 | 思潮社 |
ジャンル | 文芸書 |
登録日 | 2001/09/28 |
リクエストNo. | 5850 |
リクエスト内容
若くして夭折した、廣津里香さんの在りし日の日記(Note de vivi)。
自身を『vivi』と名付けて始まる日記と詩が、ここから始まります。
高校生から大学4年生までの、著者の日記と詩と、お母様による里香さんの生い立ちや、死の寸前の様子と後の慚愧の思いなどもくわしくおさめられています。
タイトルは、『Note de vivi』シリーズの『生への手記1』です。
里香さん流の高校生の瑞々しい感性や、昭和20年代後半から40年代の頃の、時代背景・そのころの学生たちの状況や生活など、そして、里香さん自身のコミカルでコケティシュな様や、表には出せない美意識など、共感したくなる部分もあり興味深いものばかりです。
1930年代に生まれ育った、著者の苦悩・挫折・揺れる思いなど現代に通じるものもあり、結果的に生き急いでしまった里香さんの生き方に、触れてみる価値があると思います。
投票コメント
全4件
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惜しくも29歳の若さで夭折した、廣津里香さん。GOOD!1
この生きるために、必死で模索する姿は、収録されている日記や詩などから、『死』を強く意識しながらも、生きるために、生きるあり方や自身の存在価値を、必死で模索していた彼女の姿が浮かび上がります。
ぜひ、現在の事なかれ主義・主義主張がない若者や、モラトリアムの大人たちにも、知られてほしいです。
金子みすずや山田かまちに匹敵する以上の、感動があります。 (2001/09/28) -
私は以前投票したりかりかです。メアドが違い投票出来ず再投票です。ネットでも見つからなかった希少本をすべて集めました。あまりに惜しい才能の開化を知られてほしいです。 (2018/05/22)GOOD!0
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「死が美しいだなんで誰がいった」に衝撃を覚えました。ぜひその他の作品も手にしたいと思います。(金沢文学館に行けばコレクションがありますが、貸してもらえません。) (2003/12/01)GOOD!0
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私は古本で持っています。GOOD!0
進路について様々に悩んだ様子を復刊によって、全国の方に知ってもらいたい。 (2003/08/13)
読後レビュー
NEWS
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2001/09/28
『生への手記1』(廣津里香(広津里香))の復刊リクエスト受付を開始しました。
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りかりか。