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著者 | K.ホフマン |
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出版社 | シュプリンガージャパン |
ジャンル | 文芸書 |
ISBNコード | 9784431712176 |
登録日 | 2013/05/19 |
リクエストNo. | 57740 |
リクエスト内容
捕虜となった10人のドイツの科学者たちは、盗聴されているとも知らず、広島への原爆投下を知らせるラジオのニュースに動揺し、感情を高ぶらせながら議論した。ハイゼンベルクはドイツの原爆研究が推進されなかったことを悔やんだ。ヴィルツは、ドイツに原爆があったら、降伏の時によりよい条件で交渉できたはずだ、などという意見を吐いた。ゲルラッハも同じように考えていた。このときハーンは「われわれは、それを造らなくてよかった」と言った。かつての同僚マイトナーとの確執、ナチス政権下でのウラン計画への参加、広島・長崎への原爆投下に対する道義的責任など、ハーンにとってウランは呪いのようなものでもあった。新発見の資料や研究成果をもとに、科学者の仕事とは、そして責任とは何かを考えるための好著。
投票コメント
全1件
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原発事故を経て科学者の責任と義務について色々と考える必要があると思う。GOOD!0
その点においてこの本は役に立つのではないかと思ったので復刊を希望します。 (2013/05/19)
読後レビュー
NEWS
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2013/05/19
『オットー・ハーン 科学者の義務と責任とは』(K.ホフマン)の復刊リクエスト受付を開始しました。
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tomato360