5 票
著者 | 松本亨 |
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出版社 | 三笠書房 |
ジャンル | 実用書 |
登録日 | 2013/05/06 |
リクエストNo. | 57620 |
リクエスト内容
昭和26年から47年にかけて「NHKラジオ英会話」を担当していた松本亨による英語教材。英語教材としてすぐれていたのみならず、物語として面白いと評判だったとのこと。
ストーリー:アメリカのカリフォルニアのバーバラ斎藤という日系3世の女の子の家から始まる。
彼女のバックグラウンドはストーリーが展開していくにしたがってだんだんわかってくるのですが、彼女のお父さんはこれも日系人の吉田さんというところで庭師として働いています。斎藤さんも吉田さんも戦前から優秀な庭師で広い土地を持っていたのですが、第2次戦争中に土地が日系人の土地が没収されるのを防ぐためにアメリカ人の友人に土地の名義を肩代わりしてもらいます。吉田さんが預けたアメリカ人やよかったのですが、斎藤さんの預けた相手は土地を売り飛ばしてしまい斎藤さんはすべての土地を失います。
吉田さんにはフランクというバーバラと同じ位の年齢の息子がいて、バーバラとフランクはつきあっています。バーバラの母親はバーバラがフランクと結婚することを望んでいますが、バーバラはフランクが自分のことを所有物のようにあつかうことに強い不満を持っています。
そんな時にバーバラの家にやってくるのが、母親の昔の友人の息子、島健二です。彼はグランドキャニアオンにいる友人に会いにく途中で一泊させてもらうためにバーバラの家に来ます。健二は比較宗教学を学ぶ大変まじめな学生で、バーバラは健二の知性と人柄にひかれます。バーバラは健二をUCLAを案内してまわり、食事をして、二人は恋に落ちます。夕暮れのハリウッドボールで二人は口づけをかわすまでになります。
健二は翌日、バスでグランドキャニオンへ向かいますが、バーバラは健二のことが忘れられず、お父さんに相談し、フランクの父親がフランクとバーバラを結婚させたいと申し入れていた事実を知ります。そしてバーバラは家も学校も捨て健二の後を追うのです。
(典拠:http://shakodance.com/material/2007/04/the-visitor.html)
投票コメント
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大学生の時、松本亨先生に出会い、英語学習を本格的に始めました。その時に松本先生から薦められた教材の一つです。今でもChapter 1は英文がスラスラ口から出て来ます。電子媒体で保存していますが、やはり書籍の状態で、CD付きで手にしたいです。内容も中ほどにキリスト教に関する話題が出てきて、暗唱が大変でしたが、その部分を除けば実用性抜群です。復刊を強く希望します。 (2019/01/20)GOOD!1
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英語の教材としてだけでなく、作品としても素晴らしいものです。できればCDでの復刊を希望します。 (2015/05/22)GOOD!0
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面白いストーリになっていて,丸ごと憶えられるので,英語学習に最適だと思います。 (2013/11/22)GOOD!0
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自分のものは使いつぶしてしまったので、きれいなものを買い直したい。 (2013/05/09)GOOD!0
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大変すぐれた教材として評判だったにもかかわらず、現在入手困難。国立国会図書館にも収蔵されておらず、閲覧も困難。GOOD!0
原本はカセットブックであったが、CDブックとして再刊してほしい。 (2013/05/06)
読後レビュー
全1件
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改訂が必要です
高校生のときに入手し、30年たった今(50歳)も依然として愛用している教材です。ダイアログを聞き(読み)ながらいろいろと考えてしまうので、全く飽きません。ただし、カセットをCDにし、当時のままの内容での復刊では意味がないでしょう。カセットにはト書きの部分等の録音がありません。また、現代では注がないと理解できない部分があります。
ただし、類似の、あるいはこれを超える教材はいまだ出現していないと言っても過言ではありません。私は仕方がないので、Amy Gillettのものすべて、とりわけ“More Speak English Like An American”(Language Sucsess Press)を代用として使っています。 (2013/05/09)
NEWS
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2013/05/06
『The Visitor (訪問者)』(松本亨)の復刊リクエスト受付を開始しました。
復刊実現の投票はあなたの投票から。
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