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公害摘発最前線

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得票数　3票

著者	田尻宗昭
出版社	岩波書店
ジャンル	実用書
登録日	2013/02/03
リクエストNo.	57160

リクエスト内容

海上保安庁から東京都公害局規制部長を歴任した田尻宗昭氏が，数々の公害摘発場面に向かい合った名著。四日市を市の海にしてしまった大企業や，東京の下町を恐怖に陥れた六価クロム禍など，高度成長期の我が国で如何に環境や健康というものが軽視されていたかを如実に示している。
今，中国がまさにそのような状況になっているが，我が国も決してそれとは無縁ではないことを本書を読んで認識すべきであろう。
絶版になってしまっているのが非常に残念な本の一つ。

投票コメント

全3件

人気順新着順

hiroppy

日本が高度成長期の頃に直面した公害問題に対して，現場の最前線で真摯に向き合った名著。現在，中国で起きている公害問題が数十年前に日本で起きていた事を再認識し，どのような対策が可能かを考える上で，是非復刊して頂いて読んで貰いたい本であると思います。 (2013/02/03)
GOOD!1
あまごまたしろう２

田尻先生の作品、新書も絶版となり、大変困っています。脳に汗する真の公の姿、絶賛です。 (2017/01/14)
GOOD!0
harasho

中国からのPM2.5が問題になり、一方では日本での公害問題は過去のものであるように語られる現在、実は「今そこにある危機」であることを、日本人に今一度知って頂く原点となる本です。 (2013/03/28)
GOOD!0