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著者 | 北杜夫 |
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出版社 | 文藝春秋新社 |
ジャンル | 文芸書 |
登録日 | 2013/01/19 |
リクエストNo. | 57006 |
リクエスト内容
北文学の原点とも言える幻の短編集。「羽蟻のいる丘」と「谿間にて」が収録されている。
北杜夫といえば日本文学の枠組みの中では異様とも言える欧米風長編が有名だ。しかし彼の愛するトーマス・マンも短編の名手だったように、北氏の魅力は初期の短編においても十二分に発揮されている。特に「羽蟻のいる丘」は倫理に反する男女を描いていながら(彼の実態権に基づく)、言葉にならないほど美しく、そして愛おしい作品になっている。
投票コメント
全1件
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北杜夫といえば斎藤茂吉や躁うつ病、マンボウ博士、遠藤周作などといったキーワードが浮かぶ。しかし彼は当時の日本文壇にとって衝撃的なまでに新鮮な小説家だった。GOOD!1
しかも北文学には日本人作家らしからぬ長編小説だけでなく、恐ろしいほど煌びやかで瑞々しい短編小説もある。後者を知らない世代の人にぜひ読んでもらいたいので。 (2013/01/19)
読後レビュー
NEWS
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2013/01/19
『羽蟻のいる丘』(北杜夫)の復刊リクエスト受付を開始しました。
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tess