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著者 | 中井 履軒 |
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出版社 | 不明 |
ジャンル | 専門書 |
登録日 | 2012/09/21 |
リクエストNo. | 56184 |
リクエスト内容
「この物、児童のわきて好む味なれば、富たる家に此れにてつくれるものたゆることなし。児の腹立てなきさけべば此れを与えて心をとる。(中略)けだし、児の病、疳、驚風、疳瘡など、みな砂糖の溢潤よりおこると知るべし。
一家のあるじならば、一家の内に禁をたてて砂糖を門内にいれるべからず。一荘のあるじならば一荘を禁ずべし。一国のあるじならば一国を禁ずべし」
投票コメント
全1件
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出版社も出版年も定かではありません。GOOD!1
大阪の儒者・中井履軒の生涯は、享保17年5月26日(1732年6月18日)-文化14年2月15日(1817年4月1日)。
砂糖が薬としての側面を有していた時代に、砂糖の摂取による身体への悪影響を説いている模様。
糖化・メイラード・AGEs・HbA1c、そのような単語が存在しなかった時代に、素晴らしい着眼。
ウイリアム・ダフティによる
『シュガーブルース 砂糖病 甘い麻薬の正体』
も良さそうですが、
日本の御先祖様によって記された『老婆心』の全体を読んでみたい。 (2012/09/21)
読後レビュー
NEWS
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2012/09/21
『老婆心』(中井 履軒)の復刊リクエスト受付を開始しました。
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balsam