産業プラントから生活関連設備にいたるまで、すべての分野における配管設計技術者に役立つハンドブック。
液体や気体などの流体を輸送するための配管材料は、多くの産業プラント、発電所、船舶、生活関連設備の重要な構成要素となっている。本書は、それらすべての分野にかかわる配管設計技術者の日常業務に欠かせない、実用的なハンドブックだ。
日本規格協会(JIS)、米国規格協会(ANSI)の材料規格をすべて網羅。JISの配管規格については、1999年版から引用した。
水道法の改正によって、俗に「ガス管」と呼ばれる配管用炭素鋼鋼管(SGP)が上水道に使えなくなったことなどをはじめ、最新の規格に対応している。
部材の種類ごとに整理して85項目に分類し、各項目のはじめには適用範囲や耐圧、寸法許容差などの基本事項をまとめてあるので、実務で活用しやすい。
各部材のデータには、寸法と材質から算出した概略質量も記してある。
ほかに、これら部材に使われる主要な材料の基本物性データもまとめて記載した。
欲を言えば、検索性にもう一工夫欲しかった。適用条件に応じた索引をつけるなどすれば、より便利なものになっただろう。