0 票
著者 | 土田世紀 |
---|---|
出版社 | 講談社 |
ジャンル | コミック・漫画 |
ISBNコード | 9784063460049 |
登録日 | 2012/04/28 |
リクエストNo. | 55124 |
リクエスト内容
メタローグ
宮沢賢治的なるものと、矢沢永吉的なるものが、ひとつに融合することがあるなんてだれが想像しただろう。本作の主人公の名前は「矢沢賢治」。これがギャグではなくあくまで本気であるところが、土田世紀の土田世紀たるゆえんだ。それでいてあまりの本気ぶりに読者が笑ってしまうことも計算の上なのか。いつの時代の話かと思うほど貧乏だが曲がったことのきらいな矢沢賢治と、ハンパに悪の世界にあこがれる彼の幼なじみとが織りなす、愛と憎しみ=友情の物語!!彼らの幼いころのエピソードが要所要所でフラッシュバックすることで、愛と憎しみの生まれた背景が説得力をもって伝わってくる。憎いほど巧い。(本稿は加筆訂正のうえ『漫画嫌い 枡野浩一の漫画評(朝日新聞1998~2000)』写真=八二一/二見書房)に収録されています)(枡野浩一)
『ことし読む本いち押しガイド2000』 Copyright© メタローグ. All rights reserved.
出版社/著者からの内容紹介
砥ぎ澄まされた感性と熱い情熱で、俊英・土田世紀が描く“3人の未成年の物語”
土田世紀『水の中の月』
「やれ煙草だ、アンパンだ、人殺しだって……我ァがら不自由になってぐこいつらより、よっぽど自由だスや」(本編より)
他人を傷つけ、自分が傷つき、思い通りに生きることが儘にならない……。青春とは本当に“自由”な季節なのか?賢治(ケンズ)、清(キヨス)、与一(ヨイヂ)……。北国の寒村に生まれ育った3人の“未成年”のそれぞれの生き方を描くことを通じて、土田世紀は僕等に問う……。青春とは何かを、人生とは何かを……。
読後レビュー
NEWS
-
2012/04/28
『水の中の月』(土田世紀)の復刊リクエスト受付を開始しました。
復刊実現の投票はあなたの投票から。
復刊リクエスト投票であなたの思いを形にしましょう!