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著者 | 八起正道 |
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出版社 | ほるぷ出版 |
ジャンル | 児童書・絵本 |
ISBNコード | 9784593540327 |
登録日 | 2012/04/22 |
リクエストNo. | 55092 |
リクエスト内容
夏休み、ぼくは1人で新幹線に乗っておばさんのうちへ出発した。1人で出かけるの初めでだから、大冒険旅行のスタートだ。荷物は夏休みの宿題と着がえと恐竜図鑑だけ。おばさんちのある海辺の町では、なんだか妙なものが目についた。道路に遮断機があったり、避難訓練をしていたり…。この町には原子力発電所があって、地元の反対派と発電所側との対立が激しくなっているようなのだ。知りあいになった万屋のおばあちゃんがふうせんをいっぱい持っていた。おばあちゃんは「こうやってヘリウムを入れてな…」と、ふうせんを空に飛ばした。「死の灰が風に乗って、どこまで飛んだかの目印にするんじゃ。」そして、ついて、〈ふうせん〉の飛ぶ日がやってきた。
投票コメント
全9件
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息子の読書感想文のため「ぼくのじしんえにっき」を読み大変面白かったので他の著書を探してみると、驚いたことに原発について書かれた本だった。東北・関東大震災から七年が経ちます。まるで全てを予知していたような人だと思いました。ぜひ読んでみたい。 (2018/08/10)GOOD!2
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自分が小学生の時の夏休みの宿題で、作文の本として、ぼくのじしんえにっきという作品に出会って衝撃を受けました。本は、返すしかなかったので、買う事にしました。あれから30年達、小学生の子供を持つ父となり、子供の夏休みの作品のお題として、ぼくのじしんえにっきを進めて改めて読み返して、凄い先を見越した本だと改めて感じました。GOOD!1
作者を調べていたら、ふうせんの日という作品がある事を知ったのですが、このネット社会の時代にみつかりません。ぜひ子供にも、ふうせんの日、の作品を読ませてあげたいです。 (2022/07/27) -
『ぼくのじしんえにっき』を小学生のとき読み、本当に誰かが書いた日記だと思って、とても怖かった記憶があり、大人になっても時々思い出していました。娘が小学生になり、夏休みに帰省した際、たまたま見つけて改めて読み返し、衝撃を受けました。実家が被災地で、今回の大震災は人生を変える出来事でした。調べると、原発に関する絵本もあるとのこと、ぜひ復刻してほしいです。避難訓練も災害教育ももちろん大切ですが、心に強く響く絵本との出会いは、自分で感じて考える大きな力になります。この方の絵本、一生ものだと思います。一日も早い復刻を願います! (2013/08/21)GOOD!1
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小学校の読み聞かせボランティアをやっていて、311以後、地震関連の絵本を探していて、著者の「ぼくのじしんえにっき」を読んだら、新書版の方には、地震後の話しと、津波の話しの2編がはいっており、これが阪神大震災前に書かれたと知り‥‥驚愕の内容。いったいどんな作家さんなのかと、図書館で借りて、ふうせんの日を読んでみると‥‥1992年に出版の原子力発電所事故の話し。著者は陰陽師か?と背筋が寒くなりました。ちょっと朝の読み聞かせには終わりが悲惨なのと、長いので、向きませんが、機会があれば読み聞かせ会などで話したいと思いましたが、購入できないと知りました。子ども達の未来のために復刊をお願いします。 (2013/06/05)GOOD!1
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20年近く前に初めて手に取った本。当時は最悪の想定の物語を、よくぞ児童書で書いたな、という感想と、まずありえないことだろうが、現実となった時の、自身の戒めとして忘れられない作品でした。GOOD!1
それが今、現実問題となり、まさに防護服に身を固めた人、遮断機で寸断される生活を知ることとなりました。自然災害語り伝えることの大切さとともに、もしもの時に何が起こり、どうすべきかを知っておくべきと思います。
同じ著者の「ぼくのしじんえにっき」は今も出版されており、合わせて再度、世に出るべき本ではないでしょうか。 (2012/04/22)
読後レビュー
NEWS
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2012/04/22
『ふうせんの日』(八起正道)の復刊リクエスト受付を開始しました。
復刊実現の投票はあなたの投票から。
復刊リクエスト投票であなたの思いを形にしましょう!
まあこ