3 票
著者 | 津原泰水 |
---|---|
出版社 | 講談社 |
ジャンル | 文芸書 |
ISBNコード | 9784062088817 |
登録日 | 2011/10/16 |
リクエストNo. | 54090 |
リクエスト内容
<内容紹介>
冥府にいざなう〈死者〉が東京を跋扈する!
ロック歌手の飛び降り自殺を機に頻発する不可解な殺人、自殺、事故。凶念が都市を覆いつくすとき、世界は一変した!
●正真正銘の“怪物”――綾辻行人
一読して震撼、再読して脱帽、いまだに興奮醒めやらず。この傑作のためならば、どんな讃辞も惜しくはないと思う。その文章力、その構成力、その感性、その眼差し……すべてが刮目に値する。断言しよう。津原泰水は、世紀末日本のホラー小説界に出現した正真正銘の“怪物”である。
●微睡(まどろみ)の出血の陶酔――井上雅彦
60年代がジョージ・A・ロメロを遺して往ったように、90年代は津原泰水を得た。彼の言葉は、闇の結晶。人外の戦慄も、深層の魔性も、眩しく煌めき、突き刺さる。あたかも微睡の出血の陶酔。生ける屍(リヴィング・デッド)ともゾンビーとも違う、全く新しい異形。世紀末はその肖像を描きうる、稀なる幻視者と遂に出会えた。
●進化であって変容ではない――小野不由美
これは純粋にホラーを愛する作者によって書かれた、純粋なホラー作品なのだと思う。ホラーという様式を限りなく美しく踏襲しながら、既成の枠を突き抜けて新しいステージに飛翔していった。これは進化であって変容ではない。創造であって破壊ではない。だからこそ、打ちのめされる心地はしても、同時にとても嬉しい。
●本格ホラーの超新星――菊地秀行
ついに本格ホラーの超新星が現われた。ただし、この星は、読者にありきたりな満足と幸福を与えるきら星ではない。お行儀のよい感想などすべて吸引して口には出させず、暗澹とその場に立ちすくませる暗い魔の星だ。津原泰水、良識の呪いを一身に受けることだろう。だからこそ、真のホラーは君を心から歓迎する。
カバーデザイン・装画 金子國義
投票コメント
全3件
読後レビュー
タイトル | 価格 | サイト |
---|---|---|
妖都 | 968円 | アマゾン |
NEWS
-
2020/09/07
『妖都』(津原泰水)の注文を開始しました。 -
2011/10/16
『妖都』(津原泰水)の復刊リクエスト受付を開始しました。
復刊実現の投票はあなたの投票から。
復刊リクエスト投票であなたの思いを形にしましょう!
白猫