現在の日本においても自衛隊や警察、学生に至るまで様々な地位、立場の者がそれぞれの所属組織によって制定された衣服を着用している。それらは時代、流行等によって変遷を遂げてきた。
本書は奈良時代から現代までの日本における服制の歴史に着目し、その膨大な研究成果を纏め上げた、極めて学術的価値の高い著作である。

【目次（amazonより）】
上代
飛鳥時代
奈良時代
平安時代前期
平安時代後期
鎌倉時代
吉野・室町時代
安土・桃山時代
江戸時代(公家 武家)
明治・大正・昭和 官服(朝服の混乱)
明治天皇御即位礼
天皇御服
官員制服の制定
大礼服
宮内官服制
神宮祭服
裁判官・検察官・刑務官
警察官
消防夫・消防官
官吏制服
官吏制服 外地
陸軍
海軍
通信業務
陸上運輸
海員・航空機乗務員
職業服
戦時体制下
海上保安庁
警察予備隊
保安隊
自衛隊
学生・生徒(体育・運動)