・第一部　覇王降臨編
「自らの手で父親を殺さねばならないようなこんな時代！！これが戦国なのですか？！」
驍の血を吐くような叫びがこだまする

戦国と呼ばれる時代、力だけが正義、力ある者だけが生きられる。そんな時代に北の地の覇者・鳳典膳は、自由と平等を尊ぶ政治で名君とたた称えられていた。その嫡男・驍、争い事が嫌いな優しい少年。だが時は残酷にも、驍を乱世の真っただ中に投げ込んでしまう。最強の軍団・鳳軍が崩壊し全てを失った驍は、「強くなれ！」父の最後の言葉を胸に、覇王への道を歩み始める。

・第二部　不死鳥編
無頼は倒す！！ だがそれは奴を気に入らないからだ 誰の力も借りねぇ！
おれはタケル！ 鳳驍なんて関係ねぇ おれは ひとりで戦う！！」

名君と呼ばれ、誰からも愛された鳳国の初代国王・鳳驍。だが、36年の月日の流れは驍の死と共に平和で豊かな鳳国を、以前のように圧政と重税で領民を苦しめる国にしてしまった。2代目国王・冠達武頼は暴君として領民に対して君臨し、鳳驍を憎み、嫡男のタケルを血眼になって探していた。そしてついにタケルの住む村を発見した武頼は……。
『第2部 不死鳥編』登場！
（以上、出版社/著者からの内容紹介）