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著者 | ミルトン フリードマン |
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出版社 | 中央公論社 |
ジャンル | 専門書 |
ISBNコード | 9784122018075 |
登録日 | 2010/06/17 |
リクエストNo. | 50636 |
リクエスト内容
1 経済学・経済・政治経済学ー概観 2 経済的・政治的自由
『プレイボーイ』インタビュー 第1章 市民と国家 経済伝統と世論 第2章 政策・政治・原則
3 政府による規制
第1章 規制の性格と官僚主義
第2章 規制のもたらす結果ーエネルギーの場合
第3章 自由市場による解決と政府による解決
4 貨幣と貨幣政策 5 財政政策と課税
第1章 インフレーション 第1章 計画と財政刺激
第2章 連邦準備制度 第2章 課税―分析の混乱・政治的偽善・改革
第3章 金利 第3章 福祉
6 国際経済学
第1章 貿易・保護主義・禁輸措置
第2章 国際収支と通貨価値
第3章 二つの国際事例
「物欲の上に立たない社会なんかがありますか。信じていて絶対間違いのないことは、相手があなたの利益より自分の利益を優先させようとすることだ、とは私の友人の言葉ですが、私も確かにそうだと思います。……
ですから、社会組織上の大問題は、この誰もが持っている物欲をどうコントロールしたらよいか、どうしたら他人に与える被害を一番少なくできるか、ということです。資本主義のいいところは、それにある程度成功していることなのですね。資本主義のもとでは、一人の人間が他の人間に行使できる権力など、比較的小さなものにすぎません」
「天使のような人がいたとして、その手にあらゆる権力を委ねれば、確かに大いなる善をなすことが可能でしょう。ただしその善は、天使のようなその人の目から見た善です。そして人間の世の中では、一人の善が他の人の悪であることが多いのです。市場を中心に形成される資本主義社会の最大の長所は、権力の集中を阻止することによって、大いなる悪が発生することを防いでいる点にあります」
彼の著作の中では、『資本主義と自由』や『選択の自由』に比べると知名度が低いし、日本でも絶版なので若干かげの薄い本ですが、どうして素晴らしい内容です。専門的な論文ではなく、『ニューズウィーク』などの雑誌コラムの選集なので、肩肘張らない易しい語り口とヴィヴィッドな説明が入門者に嬉しい。しかも論理はこれ以上ないぐらい明晰で、読んでいて何度も感嘆の声をあげてしまう
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読後レビュー
NEWS
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2010/06/17
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mikk