4 票
著者 | 新井潤美 |
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出版社 | 中央公論社 |
ジャンル | 専門書 |
ISBNコード | 9784121015891 |
登録日 | 2010/01/17 |
リクエストNo. | 49225 |
リクエスト内容
惜しくも絶版になってしまったイギリス社会を知る貴重な書。後に新井潤美氏の本が多く好評を博するも、この本は力作にもかかわらず、早く出版されすぎたためか知られずに消えてしまった。しかし、著者の得意とする分野の本質的な話が最も一杯詰まってる。マルクス的階級論は数あれど、中産階級を細かく論じたこの手のイギリス階級文化論の類書は、未だ日本に一冊もない。
以下に出版社の紹介を。
庭のある、郊外のこぎれいな家に住み、夫は毎日電車で通勤、妻は家事をしながら夫の帰りを待つ。週末は庭いじりかドライブ…。「典型的なイギリス紳士の家庭」だと思われている彼らこそ、本書の主人公「ロウアー・ミドル・クラス」の人びとである。彼らは、ヴィクトリア時代に社会に根を下ろし、揶揄や嘲笑を浴びながら、近現代のイギリス文化を逆説的に支えてきた。その百年あまりの生態をエピソード豊かに綴る。
投票コメント
全4件
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同じ著者の『不機嫌なメアリー・ポピンズ』を読み、イギリスの階級制度のうち日本人には理解しにくい”中流階級”に関することを知り、これまでモヤがかかっているようにわからなかった事が、ぱっと晴れた様な気が気がしました。もっとこの題材について知りたいと思い、作者の著作を調べたところこの作品を知りましたが、時すでに遅し。ぜひ復刊を願います。 (2010/09/02)GOOD!1
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Amazonのおすすめ商品で著者の存在を知りました。著者の作品の中で最も評価が高く、最も興味のある内容でしたが、購入できず非常に残念です。とにかく読みたい。ジェーン・オースティンブーム、メイドブームなどで英国に興味を持った読者が興味のある作品(小説・漫画)を読みつくし、英国文化そのものに興味を持ちそろそろ本書にたどりつく時期かと思います。復刊して損はないのではないでしょうか。(紙の本で読みたいし...) (2010/07/17)GOOD!1
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惜しくも絶版になってしまったイギリス社会を知る貴重な書。後に新井潤美氏の本が多く好評を博するも、この本は力作にもかかわらず、早く出版されすぎたためか知られずに消えてしまった。しかし、著者の得意とする分野の本質的な話が最も一杯詰まってる。マルクス的階級論は数あれど、中産階級を細かく論じたこの手のイギリス階級文化論の類書は、未だ日本に一冊もない。GOOD!1
自分も入手したいし、多くの人に広く読んでもらえることが期待される。 (2010/01/17) -
この著者の他の著作は全て読みました。GOOD!0
ミドルクラスについて、細かく説明してある本だと聞いているので、とても読みたいです。 (2011/02/25)
読後レビュー
NEWS
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2010/01/17
『階級にとりつかれた人びと―英国ミドル・クラスの生活と意見』(新井潤美)の復刊リクエスト受付を開始しました。
復刊実現の投票はあなたの投票から。
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貴名