今の子供たちは、本当に幼稚だとおもいます。結婚して、すぐに幸せになれると思っています。違います。大人になったのですから、今度は、子供を生んで幸せな子供時代を保障してやるべく努力して、さらに、大きな大人になるのですから、これからは、人生ジグザグ、浮き沈みありです。戦争体験者の大人から見れば、食べられて、冷暖房があって、その他なんでもあって、まだ、不幸せというのが、信じられないでしょう。
ところで、この本は私が結婚前に読んで、ずいぶん影響を受けたものです。双子の娘が結婚したのですが、片一方の娘ががたがたして、何か適当な本がないかと捜したのですが、ハウツーものばかりで、あきれました。それで、この本を、古本屋で探して娘に与えました。結局娘は、２年ほど結婚生活を無理やり我慢して、離婚しましたが、この本を読んでの感想は、「ここまでの、覚悟はなかった」ということです。そして、今もないとのことです。とりあえず、今の仕事を続けて、考えてみるというようなことを言っています。私は、この本を読んで結婚しましたが、ほんとうに、何回喧嘩をしたでしょう。娘たちは、お父さんのような人は嫌だといっています。しかし、私は、主人を愛していますし、彼もそうでしょう。離婚届けを取りに行ったこともありますし、たたかれたこともあります。娘が結婚して出て行って、ついに、２泊３日の家出をして、私の一番の要求を飲ませました。まだ、口げんか位しています。以前は長くなるので、私が我慢していましたが、今は私がいいかえします。結婚して、３０年たって、やっとこれです。
結婚したのが２６歳ぐらいですから、結婚生活のほうが、長くなったと言うことです。そうして、立場が逆転したということでしょうか。
一度、読んで、検討してください。古いところもあると思いますが、薄っぺらな、テレビの情報とはあきらかに違うと思います。