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著者 | 松田修 |
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出版社 | ペヨトル工房 |
ジャンル | 文芸書 |
ISBNコード | 9784893420756 |
登録日 | 2009/04/15 |
リクエストNo. | 46345 |
リクエスト内容
古今の日本文芸史上における主題としての少年愛は、死想と綿密な繋がりがある。文芸評論家の著者が1971年から87年までに発表した文学史上の同性愛と死についての論考を中心にまとめた書籍。1988年出版。
登録者の評価★★★★★★★★★★
【目次】
少年愛の精神史
若衆美・試論
殉死情死論-切腹小史
幕末のアンドロギュヌスたち-馬琴論の試み
無惨なまでに美しく-鏡花文学の原風景
酷愛偽装譚
透谷・鉄幹-微熱の季節に
三島由紀夫・華文字の死想
三島由紀夫と澁澤龍彦-「三島由紀夫おぼえがき」を中心に
自然児澁澤龍彦
現代短歌にとって愛とは何か-塚本邦雄における死想の愛
アンソロジストとしての塚本邦雄
解題:松田修さんの文化史のネットワークの拡がり(山口昌男)
あとがき:「華文字の死想」刊行縁起(松田修)
投票コメント
全4件
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著者の本はそれなりに読んでいるつもりでしたが、田中優子女史の評論で本書の存在を知りました。本書は図書館でも見つけることが出来ず、著作集でも本書の存在は隠されており、比較的新しい書籍にもかかわらず、ISBNコードも図書目録から削除されておりました。過日、本書を読む機会がありましたが、内容は確かに女史の言う異端の書と呼べるものであり、大手出版社では出しにくい本だと思いますが、華文字についての優れた論考であり、再び世に問う価値があると思います。 (2009/04/15)GOOD!1
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日本の文化の一部として重要 (2017/08/02)GOOD!0
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是非是非読んでみたい。興味のある人間にとっては多大な価値のある本だと思います。復刊を強く希望いたします。 (2012/01/31)GOOD!0
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以前持っていました。 (2010/09/16)GOOD!0
読後レビュー
NEWS
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2009/04/15
『華文字の死想-日本における少年愛の精神史』(松田修)の復刊リクエスト受付を開始しました。
復刊実現の投票はあなたの投票から。
復刊リクエスト投票であなたの思いを形にしましょう!
箱崎 津郎