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江戸の犯罪白書-百万都市の罪と罰

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著者 重松一義
出版社 PHP研究所(PHP文庫)
ジャンル 専門書
ISBNコード 9784569575025
登録日 2008/12/16
リクエストNo. 44776

リクエスト内容

【内容】

天下泰平の世とはいえ、大江戸八百八町は、
悪の華咲く犯罪都市でもあった。
厳しい身分社会の下、どのような犯罪が起き、
その裁きはいかに行なわれていたのか?

日本法制史に詳しく、江戸の風情をこよなく愛する著者が、
残虐な印象を与えがちな江戸の刑罰に対する誤解を払拭しようと、
江戸犯罪の実像を明らかにしたのが本書である。
花街・吉原の実態に始まり、富籤など若者が熱中した遊興百態、
寺子屋の躾の一環としての仕置、現在の警察にあたる町奉行の仕組みや
市民による防犯体制、鼠小僧ら大盗賊の正体、賄賂政治の実態までと、
まさに「犯罪白書」として充実した内容である。

とりわけ拷問、磔、島流しなどの刑罰を規定した御定書が、
刑罰をはっきりとさせ、罪人への懲らしめと市民への戒めを目的としており、
江戸社会の治安秩序を保つ重要な役目を負っていたことが理解できる。
読者はそこに、現代の問題点を考えるためのヒントを見出すのではないだろうか。


【目次】

第1章 江戸の犯罪地図
第2章 わるさと御仕置
第3章 警察能力から見た江戸の町
第4章 御定書の威力
第5章 庶民の犯罪あれこれ
第6章 知能犯と愉快犯
第7章 大騒動と大疑獄
第8章 罪人たちの牢屋生活
第9章 御赦免への道

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NEWS

  • 2008/12/16
    『江戸の犯罪白書-百万都市の罪と罰』(重松一義)の復刊リクエスト受付を開始しました。

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