20 票
著者 | 佐貫 亦男 |
---|---|
出版社 | ダイヤモンド社 |
ジャンル | 専門書 |
登録日 | 2008/11/11 |
リクエストNo. | 44390 |
リクエスト内容
ライト兄弟の話。
空は不安定である。
そう受け入れたことから空を飛べるようになった。
大切なことはそれを上手く操縦すること。
これは人生においても通じることでは?
投票コメント
全20件
-
ものづくりを発想する上で、佐貫亦男さんの本はとても参考になるのです。「発想のモザイク」(佐貫亦男)は持っており、参考になりました。GOOD!1
先日、俳優の児玉清氏がTVで勧めていたのが、この本だったので、とても気になり、サイトを探したのですが、既に古本も在庫がないようです。
ぜひともお願いします。 (2010/04/25) -
佐貫亦男さんの大ファンです。(ご存命の時から)GOOD!1
独特の「辛口エッセイ」にはいつも勇気づけられています。
しかしながら、不覚にも「不安定からの発想」は拝読しておりません。
最近の新聞記事で、俳優の児玉清さんが本書を取り上げておられ、初めてその存在を知りました。
とにかく読んでみたいです。
同様のヒコーキマニアは多いのでは。 (2010/02/27) -
yahoo急上昇ワードランキングに登場!!GOOD!1
”私の1冊、日本の100冊”というNHKのTV番組(08年10月25日放送)にて、読書家の児玉清さんが、多々ある本の中からお勧めの1冊に選んだ本。あまり多くをここでは語れませんが、航空学者である著者が、そこから学んだことと、人生をオーバーラップさせて色々語っており、大変感動しました。他の視聴者の方々にも印象に残ったようで、次の日のyahoo急上昇ワードランキング24位!皆さんも児玉さんの話に引きつけられていたようです。大阪最大の図書館にもありません。是非、復刊お願いします! (2008/11/17) -
純粋によんでみたいからです。 (2012/05/26)GOOD!0
-
一年以上前から読みたくて探しておりますがなかなかに入りません。 (2010/02/09)GOOD!0
読後レビュー
全1件
-
ダ・ヴィンチに始まる「飛行の志」を受け継いだ<鳥人間たち>の苦闘の歴史
絶版本だと思い込んでいた本書が、文庫本として2010年に刊行されていることを偶然に知って、念願だった読破を実現しました。
「飛行の志」が実は「兇暴な夢」であったことを、後継の<鳥人間たち>の苦闘の道のりを紹介しながら、著者は航空力学、機械力学の見地から、人間の営み(人生や社会組織)に踏み込んで考察しています。
ライト兄弟の有人動力飛行初成功の秘訣が、他者と違って「安定」を放棄したこと、そして「操縦」で制御したことにあったとの指摘に驚かされます。
更には、「Ⅱ部 安定の思考」の力学的考察(ヘリコプターは皿回し、コマは小宇宙、おっちょこちょいの効用、利け者の条件、ごますりの力学など)に、目からウロコが何度も落ちました。
考察の一例を引用すると、「デモクラシーの基本は線型システムにあると考えられる。なぜかというと、その原理が不変であり、平等であり、暗黒の存在がない自由を保障しているからである。」(Ⅱ部 201頁)。
これは、正直者という線型特性を示す部下に親しみ、逆に気心が摑めない非線型特性の部下では何をしでかすか不安でしょうがない上司の気持ちを、著者が代弁してみせたものです。
「人間生活のよろこびの尺度は、具体的には生活水準の加速度ではないかと考える。生活水準は速度のようなもので、一度向上したらもはや慣れっこになってしまって、変化を感じない。」「生活水準は速度のようなもので、他人と比較しないかぎり、自分の速度を知ることは不可能である。」(Ⅱ部 221頁)
科学者らしい記述が続きます。
「名将の資格は、部下の特性識別とその使い分け、およびタイミングであった。配役がぴったりときまったとき、その演劇は半分成功したといわれるとおりで、あと半分の成功要因は出番の秒読みである。」(Ⅱ部 223頁)
「操縦」「操舵」などの航空用語を、安易に安定を求めてはならないという<人生の処世法>になぞらえるなら、本書を優れたビジネス書、人生哲学の著作として読み解くことが可能です。 (2019/01/02)
NEWS
-
2008/11/11
『不安定からの発想』(佐貫 亦男)の復刊リクエスト受付を開始しました。
復刊実現の投票はあなたの投票から。
復刊リクエスト投票であなたの思いを形にしましょう!
sara