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著者 | 山本市朗 |
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出版社 | 岩波書店 |
ジャンル | 専門書 |
ISBNコード | 9784004201274 9784004201281 |
登録日 | 2008/10/17 |
リクエストNo. | 44151 |
リクエスト内容
著者は、昭和十九年技師として中国に渡り、以来昭和55年の発刊当時まで、北京で労働者や街の人びとと苦楽を共にしてきた。八路軍に囲まれた金山への赴任、日本降伏、解放軍入城、大躍進や文化大革命、さらに文革の中で著者も免れなかった監禁生活等々、波瀾に満ちた三十五年の体験が活写された本書は、中国現代史への貴重な一証言でもあり、本書は、史料的にも重要な意味を持つものである。毎日新聞社の「出版文化賞」を受賞。
投票コメント
全1件
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最近の中国の歴史を、私たちはあまり知らない。ニュースで見るのは、改革開放後、急成長を遂げた中国経済の今の姿だけだ。GOOD!1
では、その前の中国は・・・?というと、文化大革命や、極端な革命的スローガンに代表されるマイナスイメージを、私たちは先入観として「何となく」感じている。私もその一人だった。
知人の薦めで本を借り、すんごく面白くて一気に読み終えた。そこにいるのは抽象的な「中国人」ではなく、醤油工場の張さんや問屋の劉さんといった、生き生きとした愛すべき町の人々。当時の中国政府自身も含めて、試行錯誤しながら、まさにあっちへいったりこっちへいったりしながら、建国期から改革開放へと歴史のバトンが手渡されてきた様子がわかる。
復刊を通して、仕事で中国に関わる人たちにも、広く読んでもらいたい。 (2008/10/17)
読後レビュー
NEWS
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2008/10/17
『北京三十五年 (上下巻)』(山本市朗)の復刊リクエスト受付を開始しました。
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のんびり多摩川