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著者 | 福島智 |
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出版社 | 素朴社 |
ジャンル | 文芸書 |
ISBNコード | 9784915513398 |
登録日 | 2008/10/03 |
リクエストNo. | 43965 |
リクエスト内容
(出版社データベースより)
9歳で失明、18歳で失聴し、全盲全ろうというハンディをおいながらも大学院まで進んだ著者のエッセイ集。逆境にも負けない「人間の魂」のすばらしさ、美しさ、力強さ、想像力というものの力を感じさせてくれる。
ジャンル エッセイ
推薦の帯・解説 小松左京氏
単行本: 221ページ
ISBN-10: 4915513394
ISBN-13: 978-4915513398
発売日: 1995/10
投票コメント
全3件
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福島智氏の最初のエッセイ集。本書所収の1編は高校の現代文の教科書にも掲載されていたことがあります。指点字発明の経緯や生い立ち、現在の彼の活躍は多くの人の知るところとなりましたが、本書は氏の原点ともいえる20代後半から30代にかけての文章。盲ろうときけば、誰しも想像を絶する困難や絶望を予想することと思いますが、軽妙でユーモアのある福島氏の文章はそれをさらりと裏切りながら、同時に盲ろう者のおかれた深海にいるような孤独を語っています。今、福島氏の著作は多く出版されていますが、盲ろうを生きる氏の奥深く、味わいのある文章を、ぜひ多くの方に読んでいただければと思います。 (2018/02/18)GOOD!1
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福島智氏みずからの著書として、現在この『渡辺荘の宇宙人』と『盲ろう者とノーマライゼーション』の二冊があります。GOOD!1
後者の『盲ろう者とノーマライゼーション』は現在普通に入手できますが、学術書であるため少々敷居が高くなっています。
通常人には想像することも難しい、盲ろう者の生活ですが、『渡辺荘の宇宙人』は盲ろう者の生活をユーモアもまじえつつ、作者ならではの豊かな文章表現で綴られています。
この本を読んで、それまでまったく知らなかった世界に触れることが出来ました。
日本全国に盲ろう者は約2万人いるそうですが、その存在はほとんど知られていないようです。
この『渡辺荘の宇宙人』は、そのような盲ろう者の方々を知る上で絶好の入門書だと思います。復刊を強く希望いたします。 (2008/10/03) -
「指先で紡ぐ愛」「ゆびさきの宇宙」を読み、TV出演も拝見し、すっかり福島さんのファンになってしまいました。ご自身の著書をとても読んでみたいです。私だけでなく、多くの方々にも読んでいただきたいです。 (2009/08/06)GOOD!0
読後レビュー
NEWS
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2008/10/03
『渡辺荘の宇宙人―指点字で交信する日々』(福島智)の復刊リクエスト受付を開始しました。
復刊実現の投票はあなたの投票から。
復刊リクエスト投票であなたの思いを形にしましょう!
konohanasakuya