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著者 | 奥野健男 |
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出版社 | 集英社 |
ジャンル | 文芸書 |
ISBNコード | 9784087726848 |
登録日 | 2008/08/23 |
リクエストNo. | 43396 |
リクエスト内容
文学者の作品には、そのイメージやモチーフを支える母体としての自己形成空間が色濃く投影されている。それは文学においていかなる意味をもつのか。文学を芸術として成立させる“原風景”を総合的に捉えるために、現代の日本人の深層に深く残り決定づけている幼年体験、原イメージを、縄文式文化の呪術的空間に求め、弥生の定着農耕文化から現代の都市空間への考察をダイナミックに展開する興味あふれる長編評論
投票コメント
全5件
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この原風景というタイトルは、1980年代より一般化して頻繁に使われるようになった「原風景」ということばの最初の使用例です。小説のなかに登場する「原っぱ」のように生活空間と文学作品を結びつけ批評していくスタイルを創設した画期的な内容になっています。 (2009/09/22)GOOD!1
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建築に関連した本を読むため (2018/03/09)GOOD!0
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なぜ自分に原風景と呼べるものがないのか、理由を知りたいのです。 (2011/10/25)GOOD!0
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講演会で、建築家 槇文彦先生が本書に言及され、是非入手したいと思いました。 (2010/03/28)GOOD!0
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原風景という語を創出した近代文学評論と都市論、日本人論の素晴らしき交差点 (2008/08/23)GOOD!0
読後レビュー
NEWS
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2008/08/23
『文学における原風景 増補版』(奥野健男)の復刊リクエスト受付を開始しました。
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伊藤