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著者 | 内田百けん |
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出版社 | 旺文社 |
ジャンル | 文芸書 |
ISBNコード | 9784010502211 |
登録日 | 2008/07/27 |
リクエストNo. | 43041 |
リクエスト内容
「一体寫眞と云ふものは横暴である。どの位私の壽命が薄くなつたか量り知る事が出来ない。」
汽車・猫・小鳥など、百間先生の好きなものは数多いが、逆に嫌いなものは、地震・雷・カメラのレンズ。とは云ふものの、敢えて東奔西走蒐集の手を伸ばすや、珍奇妙態なる尊影がたくさん集まりました。(帯解説より)
内田百間とそのゆかりの地や品々を捉えた写真集。百鬼園の随筆愛好家によるエッセイも多数収録。1984年、旺文社文庫版内田百間全集の完結を記念して出版された。
装幀は文庫と同じく田村義也が手がけ、百間とは縁が深い、谷中安規の版画も多数収録されている。A5判ハードカバー197頁。
後年、筑摩書房から文庫化されたが、そちらは寄稿者がすべて入れ替えられ、表記も新かなづかいに変更されている。
登録者の評価★★★★★★★★★☆
【目次】
■巻頭カラー口絵:鬼苑追憶
■汽笛一聲
出発進行 興津浜風 博多夕立 千丁の柳 熊本雨情 東西南北各駅停車
■残夢日暦
枝も栄えて 帝大生栄造 漱石山房の人々 高田老松町 陸軍軍隊萬々歳 鬼苑雑俎 師弟交歓 羽化登仙 砂利場大将 旅順入城式 頬白先生 夢獅山房主人 東京焼盡 お前ではなし 阿房の鳥飼 未だ沈まずや 東京駅長拝命 喋喋喃喃 クワバラクワバラ まつとしきかば 酒仙長閑 イヤダカライヤダ 鬼苑墨蹟 日没閉門
■雅俗散録(寄稿)
夏のつぎには秋が来て/高峰秀子
阿房列車讃歌/宮脇俊三
百間先生と筝/宮城喜代子
酒徒への戒め/長部日出雄
猫のような/金井美恵子
芳醇な座談/戸板康二
鬼苑方丈記/中村武志
ふるさと、まぼろし/江國滋
歯のない笑顔/林忠彦
御膳の遍歴/平山三郎
■故郷岡山地図
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読後レビュー
NEWS
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2008/07/27
『旺文社版 百鬼園写真帖』(内田百けん)の復刊リクエスト受付を開始しました。
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海月