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著者 | 研究社編 |
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出版社 | 研究社 |
ジャンル | 実用書 |
登録日 | 2008/05/08 |
リクエストNo. | 42080 |
リクエスト内容
皇紀2603年(昭和18年)の上級英語研究雑誌。戦時下の日本に於いて、(英語排斥の中)英語教育が、どのように行われたか、非常に良く分かる、得難い資料である。白眼視されていた英語学徒による投稿欄が面白い。
気になる記事を以下に記す。
1月号
「飽くまで道具として」
「英語報国の機縁」
5月号
「野戦病院の一日(英訳)」
「ハワイ王朝滅亡史劇」
「東亜の英字新聞」
8月号
「海軍将星と堀先生」
「大東亜戦争標語英訳」
9月号
「学徒の立場」
「アメリカ心理の一側面」
10月号
「決戦下の英語(英語奉還の覚悟)」
「讃アッツ島将士歌」
「敵の道路建設機械」
「戦時米兵風景」
「労働関係米スラング」
「犯罪王国アメリカ」
11月号
「学徒英空軍」
「水兵墓碑銘詩」
「敵の小型偵察車”Jeeps”」
「アメリカニズム研究」
「こうの鶴、ム統帥を救ふ」
「米国の戦争ジャズ」
「ジョンブル型もんぺ服」
自由印度仮政府首班チャンドラ・ボース氏の英文演説全文、敵のブルドーザー紹介、英語の歌のレコードを探していますと云う旨の投書、戦時中の英字新聞(ニッポンタイムス)の紹介、海軍士官は英語が上手、大東亜共栄圏では英語はいつか消える、米国人を「Yank」英国人を「Brit」と呼ぼう、戦時下に敢えて敵国語を学ぶ意義、敵の詩を分捕って読もう、英語個人教授の広告、各地俘虜収容所等に於て多大の好評etc極めて興味深い内容である!
もし宜しければ、当方の他のリクエストも是非御高覧ください。(戦時下資料多数登録中) 古書店での入手難易度★★★☆☆
投票コメント
全1件
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面白い! (2008/05/08)GOOD!0
読後レビュー
NEWS
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2008/05/08
『The Eigo Kenkyu 2603 1月~12月』(研究社編)の復刊リクエスト受付を開始しました。
復刊実現の投票はあなたの投票から。
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伊部星鈴