4 票
著者 | 吉田城 |
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出版社 | 平凡社 |
ジャンル | 文芸書 |
ISBNコード | 9784582333121 |
登録日 | 2008/05/04 |
リクエストNo. | 42027 |
リクエスト内容
テクストから歴史性を剥奪しかけた批評の行き過ぎを反省し、伝統的な歴史観とは異なる、テクスト内部の歴史という新しい通時的視点をもつこと。決定稿の神話を解体し、未定稿や草稿に独自の価値を認めること。唯一不動のテクストの代わりに、揺れ動き生成するテクストを、創造行為のあかしとして、あるがままに受け入れること。このような生成学のありかたは、文学観そのものにある種の変更を迫るものになるかも知れない。
投票コメント
全4件
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『失われた時を求めて』の翻訳が岩波と光文社から同時的に出版されている現在において,この研究書が手に入らないというのはおかしい。プルースト研究という点以外でも,草稿研究,生成研究の先駆けとして非常に面白く読むことができ,対象読者も幅広いと思います。 (2012/09/07)GOOD!1
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惜しまれつつ早世された天才的プルースト研究者の文字通り心血をそそいだ名著であり、現在絶版、古書での市価は暴騰し、普通の読者には手が届かない。プルーストの名作「失われた時を求めて」をより深く味わうためには必読の書である。著者の熱意をも実現させるためにも是非復刊を。 (2008/05/04)GOOD!1
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世界的研究者による大著であり、文学研究者必読の書。GOOD!0
文庫でもいいから復刊すべき。 (2009/03/11) -
精神科医の中井久夫先生の著書『日時計の影』の中で触れられているのを目にし、たいへんな興味を覚えました。 (2009/03/01)GOOD!0
読後レビュー
NEWS
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2008/05/04
『『失われた時を求めて』草稿研究』(吉田城)の復刊リクエスト受付を開始しました。
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ぴつさん