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著者 | アニタ・ローベル |
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出版社 | 偕成社 |
ジャンル | 児童書・絵本 |
ISBNコード | 9784033282206 |
登録日 | 2008/05/01 |
リクエストNo. | 41991 |
リクエスト内容
互いに仲の悪い東の国と西の国の境にある家で、かあさんは二人の息子とじゃがいもを作って暮らしていました。やがて、二人の息子はそれぞれ東の国と西の国の兵士に志願して、出て行ってしまいました。二人はそれぞれの国の兵士を引き連れ、食料を求めてかあさんの家にやってきて、そこで戦い合いました。家は崩れ、かあさんは倒れました。かあさんは立ち上がって、両国の兵士たちにじゃがいも料理をふるまってやりました。そして、息子と兵士たちに向かって言うのです─じゃがいもを食べる前に、約束しなさい。戦いをきっぱりやめて、母親の元へ帰ることを、と。
投票コメント
全9件
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若い時に、高校演劇を観て、この作品を知りました。GOOD!1
母親になり、わが子と読んでみたいと思いましたが、書店にはなく、近隣の図書館には置かれておらず、取り寄せて頂いて読みました。
平和な生活を営んでいた人々が争いに向かっていく怖さ、兵士にあこがれる若者の心理、争いに疲れた人々が求めるもの、すべてを包み込む母親…いろいろなことを考えさせられました。
戦争をテーマにした実話に基づく作品には、もちろん意義がありますが、悲しい結末のものが多いです。
このようなフィクションの作品から、普遍的なメッセージを受け取り、温かい余韻とともに読み終える…そんな機会もあっていいのではないでしょうか?
読書ボランティアをさせて頂くようになって、多くの人に手に取って頂きたいと思うようになりました。
地域の図書館には蔵書数はわずかです。
今後傷みが激しいものは除籍となります。
わが子が通う学校の図書室には置かれていません。
新規購入を希望しても、出版されていないものなので叶いません。
復刊を強く希望します。 (2013/06/20) -
ジュリア・ウォード・ハウの「母の日宣言」を思い起こさせるような、母の「強き愛」を描いたアニタ・ローベルは、幼年時代にナチスにより強制収容所に送られた経験を持つ絵本作家です。最もアニタらしいこの作品が、どうして絶版なのか不思議です。ぜひ手元に置いて、子どもたちに読み継いでいきたい1冊です。 (2008/05/01)GOOD!1
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だいすきな絵本なので。 (2023/08/14)GOOD!0
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良い本ですね。出版年が古いというだけで図書館などでも所蔵が少なくなっていったりするのは残念なことです。GOOD!0
よみきかせのお母さんたちのためにもぜひ復刊を! (2012/05/11) -
よみたいです。 (2009/10/26)GOOD!0
読後レビュー
NEWS
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2008/05/01
『じゃがいもかあさん』(アニタ・ローベル)の復刊リクエスト受付を開始しました。
復刊実現の投票はあなたの投票から。
復刊リクエスト投票であなたの思いを形にしましょう!
harumaki