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著者 | 田中久文 |
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出版社 | 筑摩書房 新書 |
ジャンル | 専門書 |
ISBNコード | 9784480058690 |
登録日 | 2008/02/15 |
リクエストNo. | 41218 |
リクエスト内容
はたして、日本に独創的な哲学など存在したのであろうか。明治以降、西洋思想の輸入に明け暮れていた日本。しかし世界恐慌を機に、模範としていた西洋近代の諸理念が崩れていった一九三〇年代、日本でも初めて独自の哲学が生み出されていく。それは、いかなる形而上学原理をも前提としない「無」の哲学であった。そこには、すべての価値観が色あせた時代にあっても、なお「生きた力」となりうるものが潜んでいるのではなかろうか。西田幾多郎・和辻哲郎・九鬼周造・三木清ら、日本の哲学山脈を形づくった四人の思想をわかりやすく解説し、現代を生きぬく知恵を探る。
投票コメント
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日本哲学史を専攻している学生です。以前図書館で借りて拝読しましたが、日本哲学史への入門として非常に良い本でしたし、専門としてからもこの本に書いてあった内容をよく思い出しますので、専門書としても価値が高いと思います。手元に置いておきたいのでぜひ復刊していただきたいです。 (2024/02/10)GOOD!1
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日本語という、しなやかで、且つ多彩な表現の拡がりが為せる言語。それに伴い、静的な側面がみられる事、それを基底として培われてきた東洋思想である『禅』。GOOD!1
そこから萌芽した日本の哲学に於ける展開が、包括的に触れられるのではないか?
そんな意識が顕われた次第でして、是非復刊して頂きたく、リクエストさせて頂きました。 (2010/08/21) -
興味ある (2015/09/05)GOOD!0
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読みたい。 (2009/04/02)GOOD!0
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読みたい。 (2008/02/15)GOOD!0
読後レビュー
NEWS
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2008/02/15
『日本の「哲学」を読み解く-「無」の時代を生きぬくために』(田中久文)の復刊リクエスト受付を開始しました。
復刊実現の投票はあなたの投票から。
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颯