2 票
著者 | 及川和男 |
---|---|
出版社 | 童心社 |
ジャンル | 児童書・絵本 |
ISBNコード | 9784494018123 |
登録日 | 2008/01/28 |
リクエストNo. | 40997 |
リクエスト内容
岩手県沢内村が全国に先駆けて無料診療を実施、また乳児死亡率0を達成するまでの経緯を記録したノンフィクションです。
豪雪地帯で冬季は交通が遮断され陸の孤島となる奥羽山脈のふもとの村では、乳幼児はおろか急病人はほとんど医師の診察も治療を受けることもなく死んでいきました。あきらめの感情を「西洋医学の否定」にすりかえて耐え続ける村民を説得し、まずバス路線の確保のため除雪用ブルドーザーを借りることから始まった深沢晟雄村長の仕事の経緯が、児童書だけにわかりやすく描かれています。しかし、この偉業の思いがけない障害は雪だけではありませんでした。
静かで穏やかな文章です。だからこそ単純な感情論に至っていません。
投票コメント
全2件
-
恥ずかしながら(?)、NHKの「その時歴史は動いた」で深沢さんのこと及びこの及川さんの本のことを知りました。テレビ番組を観て大変感銘を受けたので、是非及川さんの著作を読みたいと思い探し回っておりますが、現時点で手に入れられておりません。本当は、日経文庫の「「あきらめ」を「希望」に変えた男」のタイトルで復刻された文庫本版が欲しいのですが、背に腹は代えられません!同じ内容の本であればどのような形でもいいので、是非、」復刻を!!! (2008/03/07)GOOD!1
-
絶版となり、後に日経ビジネス文庫で「あきらめを希望に変えた男」の書名で復刊されましたがこれも品切れの状態です。(…これでは社会保険庁の職員が知らないのも無理はない。) (2008/01/28)GOOD!0
読後レビュー
NEWS
-
2008/01/28
『生命村長』(及川和男)の復刊リクエスト受付を開始しました。
復刊実現の投票はあなたの投票から。
復刊リクエスト投票であなたの思いを形にしましょう!
ニコちゃん