16 票
著者 | 寺山修司 |
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出版社 | 白玉書房 |
ジャンル | 文芸書 |
ISBNコード | 9784894520523 |
登録日 | 2001/05/17 |
リクエストNo. | 3986 |
リクエスト内容
寺山修司の第三歌集。白玉書房から1965年に出版された。従来の故郷観を覆す内容。家や、故郷という共同体の束縛を思い起こさせる。
投票コメント
全16件
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現在『田園に死す』の内容を読むことは容易ではあるが、しかしながら初版本を見る事は必ずしも容易ではない。GOOD!1
もし初版本と同様の装丁、紙質、内容で復刊本を出していただければ、寺山ファンにとっては幸甚この上ない。 (2001/05/22) -
この本は寺山修司の歌集の中でも、もっとも構成的なものですね。GOOD!1
作品自体はアンソロジーなどで読めなくもないのですが、ぜひ、
オリジナル版の復刊を希望します。
でも、白玉書房って、もう、ないんじゃないかな。
石川書房とか新星書房が出してくれればいいんですけど。 (2001/05/19) -
寺山は装丁にこだわって歌集を作っていました。歌集『空には本』から一貫して言えることです。それは、「本の世界を構築する要素のひとつ」として装丁を重要視していたからです。寺山が作りあげてくれた『田園に死す』の世界に完全に浸るためには、初版本の形態でなければ無理ということになります。GOOD!1
そして、「模倣(盗作?)にすぎない」と批判されてきた寺山作品の中で『田園に死す』は寺山独自の世界が展開されている重要な作品です。
最近の短歌は軽くさわやかなものが流行りのようですが、そんな時代にこそ『田園に死す』のような濃いい濃すぎる歌集が復刊され、鼻血が出るほどの短歌体験をたくさんの人にしてもらうことを望みます。 (2001/05/18) -
今でも別の出版社から文庫化されたりはしているものの、初版本の装丁や中の挿絵、細かな表記などには及ばない。故郷というものの血縁による束縛や、どろどろした雰囲気を詠った寺山の短歌には初版本の形態が一番合っていると思う。初版本の表紙の血痕、中の印鑑を使ったデザインの醸し出す雰囲気は、他では味わえない。故郷という呪縛を究極と言っていいほどにみつめた連作は、粟津潔の装丁によって完成されているからだ。 (2001/05/17)GOOD!1
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寺山修司氏の本……絶版過ぎにも程があります…… (2004/03/09)GOOD!0
読後レビュー
NEWS
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2003/05/01
『田園に死す 』販売開始しました! -
2001/05/17
『田園に死す』(寺山修司)の復刊リクエスト受付を開始しました。
復刊実現の投票はあなたの投票から。
復刊リクエスト投票であなたの思いを形にしましょう!
mazaki kazuaki