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無限その哲学と数学

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得票数　8票

著者	A・W・ムーア
出版社	東京電機大学出版局講談社
ジャンル	専門書
ISBNコード	9784062921411 9784501614904
登録日	2007/07/13
リクエストNo.	39182

リクエスト内容

有限な人間の抱える問題とは、それ自身、無限との格闘なのだ!!
アキレスと亀のパラドクスから、カント、ヘーゲル、ヴィトゲンシュタインへ。
カントール、レーヴェンハイム-スコーレムの定理、そしてゲーデルの定理…
古代ギリシアから現代まで、「無限の思想史」を通観する稀代の名編！

アリストテレスは、無限は可能的には存在するが、現実的には存在しないと述べた。数学的な無限は認めても形而上学的な無限は認めなかったのだ。カント、ヘーゲルらの哲学的思考、カントールの集合論の衝撃、ゲーデルの定理などを経てヴィトゲンシュタインへ。古代から現代までを通覧し、「無限」と「死」と格闘した人類の思索を跡づける魅惑の名作。

本書は、無限についての本である。しかしまた、有限についての、我々の有限性についての本でもある。無限についての我々の感覚の背後には、我々自身の有限性についての感覚が位置している。我々は、自分が有限であることを知っている。それは、我々の存在が矮小で短命であるといった問題ではない。それよりももっと根本的なことがらが、ここにはある。すなわち、我々が自分で作り出したのではない世界に投げ出されているという事実、我々が自分ではない他のものと向き合っていることに気づかされるという事実が横たわっているのである。---＜本書「序文」より＞
（講談社BOOK倶楽部より）

無限論について数学的視座のみならず、哲学的視座からも考察し、実に平易に無限について解説している、無限論の最適な入門書。各方面で無限論の入門書として真っ先にあげられる名著。

投票コメント

全8件

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clio

ふとしたことから哲学、数学、無限　と限りない興味に足の先をつっこんでしまい、この本の存在を知りましたが、高すぎて手が出ない。入門に良いなどといわれますが、たぶん自分には借りて読んで分かるほどの内容ではないので買ってじっくり読みたい。復刊お願いします。 (2009/01/24)
GOOD!1
joint

いろいろなところで、この著作が無限論の入門書として紹介されているのですが、残念ながら入手困難です。本書が絶版になってからは、中古市場で価格が高騰し、現在（2007/7）は10000円前後で取引されています。とても、手軽に購入できる値段ではないので、ぜひ本書を復刊して欲しいです。 (2007/07/13)
GOOD!1
ha

どこの書店さんにも見当たらず、品切れのせいか中古が２倍近くの値段で出品されてしまっているのです。図書館にて借りて読んだことはあるのですが、ぜひ手元においてじっくり読み込みたいのです。 (2019/02/02)
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グラスマン

手元において読んでみたいです。 (2011/10/25)
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nick22

読んでみたいです (2010/09/16)
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