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著者 | 坂本勉 |
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出版社 | 講談社現代新書 |
ジャンル | 専門書 |
ISBNコード | 9784061493278 |
登録日 | 2007/06/07 |
リクエストNo. | 38779 |
リクエスト内容
モンゴル高原に源を発した遊牧民は、いかにして世界地図を塗りかえたか。いま、再び歴史の主役に躍り出た民族の歴史と未来像。
二つの顔をみせる民族の問題――民族の問題をイスタンブルから、あるいはトルコから見なおしてみると、……分離的、遠心的な現象とは対極にある第二の局面があることに気づく。それは従来、違った集団として意識し、国も異にしてきた人びとが、地理的な近さ、経済協力の可能性、言語、宗教、文化、歴史などの共通性をてこにしながらたがいに絆を強め、関係を緊密にしていこうとする統合的、求心的な傾向である。……これは広域ナショナリズムと呼ぶことができるだろう。ザカフカスのアゼルバイジャン人や中央アジアのトルクメン人、ウズベク人、カザフ人、キルギス人などがトルコに接近したり、内戦で苦しんでいたボスニアのイスラーム教徒がトルコに援助を求めたりしていることなどがこれにあたる。――本書より
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読後レビュー
NEWS
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2007/06/07
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nick22