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著者 | 下伊那ミチューリン会 菊池謙一編著 |
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出版社 | 蒼樹社 |
ジャンル | 専門書 |
登録日 | 2007/03/22 |
リクエストNo. | 38152 |
リクエスト内容
昭和二十八年四月初版発行 定価百九十円 帯紙には「日本の農民が実際にやり始めた新農法 温度処理で稲の増収、麦は春でもまける 陸稲、大豆、えんどう、じゃがいも、野菜その他 誰にもすぐやれる懇切な手引書」とある。ルイセンコの農業生物学を根拠とする、旧ソ連式の数少ない「ヤロビ農法」の実践的な農書であるが、ご承知の通り、ルイセンコ学説は壊滅した為、ヤロビ農法も、全くの虚構とされ、当該手引書の通り、作物栽培をしても、手引書の通りには一切ならないと云う、とんでもないシロモノである。読んでも全く役に立たない、それどころか害毒を撒き散らすだけと云う本も、実に珍しい。しかしながら、こういったトンデモ本的な内容の学説が、政治的に権力を持つと、取り返しのつかない状況になると云う事を知る為にも、是非とも(過去の過ちを忘れぬ為にも)復刻して、再度精読する事が大事ではなかろうか。現在、家庭菜園の手引書にも、矯正歯科や健康食品、様々な健康法の手引書にも、パチンコ・スロット・競馬の情報書にも、かなり不純な内容の文献が多く見受けられるが、歴史は繰り返すと云う事であろうか。もし宜しければ、当方の他のリクエストも是非御高覧ください。(旧ソ連関係文献多数登録中) ※ 古書店での入手難易度 ★★★★☆
投票コメント
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読後レビュー
NEWS
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2007/03/22
『日本農民のヤロビ農法 ミチューリン主義農業技術の実地手引』(下伊那ミチューリン会 菊池謙一編著)の復刊リクエスト受付を開始しました。
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hajime