18 票
著者 | 町井登志夫 |
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出版社 | 角川春樹事務所 |
ジャンル | 文芸書 |
ISBNコード | 9784758420020 |
登録日 | 2007/03/20 |
リクエストNo. | 38131 |
リクエスト内容
”生来の不勉強の賜物で、『三国志』の諸葛孔明と
『魏志倭人伝』の卑弥呼が全く同時代の人物、
それも年齢まで近いんじゃないかということを知ったのは
つい最近であった。
同時代に生きているのなら会わせることができる。
会わせてどうするのかって?
「もちろん、殺し合いでしょう!」
え?”
八門遁甲すなわち魔道を操る大軍師・諸葛亮孔明。
魏王・曹操の八十万の大軍に炎の雨を降らせ、これを潰走させた。
史上名高い「赤壁の戦い」である。
復讐の念に燃える曹操であったが、その彼のもとにもたらされた名こそ、
倭国女王・卑弥呼だった!
同時代を生きた三国志のスーパーヒーローと日本古代史上最大の女王が繰り広げる戦いの行方は?
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中国「赤壁の戦い」で、火の雨を降らせた諸葛孔明に大敗した曹操は、
魔術を操る孔明に対抗する人材の登用を、配下の軍師・司馬懿に命じる。
彼が挙げた名は、倭国の大乱を平定しつつある邪馬台国の女王・卑弥呼。
人智を超えた鬼道で民衆を統べる謎の女王と、魔道を使う鬼神と懼れられる
諸葛孔明とを戦わせるのである。
その頃日本では、魏から金印を授かる奴国が倭国代表として君臨していた。
妾腹の第一王子・難米升は、外交官として倭国を飛び回っていた。
中国、朝鮮からの流民、原住民と言語、文化ともに混沌とした倭国。
しかし、突如として異様な影を落とし始めた邪馬台国。
その新興の巨大国家・邪馬台国を探るよう命じられた彼は、
その中で「卑弥呼の千人巫女」の一人である女と出会う。
彼女の冷徹な微笑みと知略ら翻弄された難升米は、
邪馬台国の謎、そして女王・卑弥呼の謎から逃れられなくなっていく。
果たして諸葛孔明と卑弥呼との戦いの結末や如何に?
投票コメント
全18件
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今までにない、ブチ切れた孔明と鬼畜な卑弥呼という人物設定は面白い。GOOD!1
古代の倭国大乱時の日本の土臭い描写や、大胆なストーリー、
孔明の奇門遁甲、卑弥呼の鬼道といった妖術の解釈も斬新。
史実に忠実なまま、現実を虚構で埋めた興味深い架空小説です。
「泣虫弱虫諸葛孔明」や「爆撃聖徳太子」がお好みの方にもオススメです。 (2007/03/20) -
結論の出ない邪馬台国に関する本が少なくなり探してた (2020/01/24)GOOD!0
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爆撃聖徳太子を見て、読んでみたくなりましたが、どこにも売っていません。GOOD!0
口コミでも評判が良いようなので、ぜひ読みたいです! (2014/12/17) -
爆撃が面白く図書館でこちらも拝読させていただいたら、予想を裏切らない面白さ。GOOD!0
ぜひ手元においておきたいので、復刊願います。 (2010/08/21) -
爆撃~が面白かったので。こちらも読みたい。 (2010/07/18)GOOD!0
読後レビュー
NEWS
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2007/03/20
『諸葛孔明対卑弥呼』(町井登志夫)の復刊リクエスト受付を開始しました。
復刊実現の投票はあなたの投票から。
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なぐ